271828の滑り台Log

271828は自然対数の底に由来。時々ギリシャ・ブラジル♪

日常点検講習会@稲毛会館

2008-06-28 07:30:59 | 遊具
昨日(08/06/27)は千葉市の稲毛記念館で千葉県造園緑化工事業協会の会員さん向けの日常点検講習会が開かれました。造園工事業に携わっている方々も公園の管理を公共団体から委託されているので遊具の点検を避けて通るわけには行かないのです。国交省の指針の改定も間近に迫っているので千葉県や市役所からの参加もあり、参加者は100名程になりました。
前回の記事では屋外講習の模様をお伝えしましたが、今回は座学も紹介します。10時30分から講習が始まります。まず事故の具体例を示して原因と対策について理解を深めて頂きます。

上のようなパワーポイントの画面を示して講義は進みます。受講者の皆さんにはこれを印刷した手許資料が配布されているので後で講義内容を思い出すのに便利です。ここで講義の一端を動画で紹介します。


定期点検で使われる「落下衝撃記録装置」も初めて紹介することが出来ました。

事故事例の紹介が終わると日常点検の概要の説明があり、午前の部は終了です。昼食後、徒歩10分の「磯辺第3公園」に移動して点検の実技講習になります。

この公園の入り口にはヤマモモ(Myrica rubra)の木が生えていています。稲毛会館の入り口やこのあたりの街路樹として沢山植えられていました。

木の下を見ると熟した実が落ちています。

3年前に中国は温州で食べて美味かったことを思い出して、良く熟したのを摘まんで口に入れました。ちょっと渋みがあるのですが食べられます。でも中国で食べたものより味は落ちます。やはり街路樹ですね。

この公園では複合遊具2種、ブランコ、鉄棒、スプリング遊具が点検の対象です。海岸から近いので鉄製の遊具にとっては厳しい環境で、東屋の角パイプなどもかなり腐食が進んでいます。

スプリングも樹脂のコーティングがされていますが、赤錆で膨れ上がっています。

FRPのボディがガタついているのはナットが脱落しているのが原因でしょう。もうとっくに交換の次期を過ぎているのですが、講習会のアイテムとしては残って欲しいです。
午後の3時頃には稲毛会館に引き上げ、休憩後に全体を通しての質疑応答があり、受講者の皆さんに終了証を交付して全日程を無事に終了することが出来ました。

今年は地域日常点検講習会が厚木市とさいたま市で開催されます。

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2 コメント

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Unknown (niwatadumi)
2008-06-28 23:06:48
こんにちは。
>もうとっくに交換の次期を過ぎているのですが、講習会のアイテムとしては残って欲しい
これは悩ましい問題。新しい公園では劣化の勉強にはなりにくいですね。僕ら非破壊検査屋も欠陥をどれだけ見つけてきたかが技能に影響するのです。
返信する
劣化サンプル (271828)
2008-06-29 06:47:09
niwatadumiさん おはよう

今回の講習会では準備しませんでしたが、木材やブランコの鎖等の劣化サンプルをお見せして説明すると効果的でした。木材も内部から腐朽が進行するのですがハンマーで叩くと分かりますね。

群馬でも桑の実のシーズンは終わりました。ヤマモモでもジャムは作れます。「ヤマモモジャム」で検索すると直ぐに見つかります。娘さんと遊べます。
返信する

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