271828の滑り台Log

271828は自然対数の底に由来。時々ギリシャ・ブラジル♪

第6回産総研サイエンスカフェ「こどもの事故を"予防"する」

2007-10-20 11:08:36 | 遊具
遊具の事故はいつも気になっているのでgoogleのサービスの一つ「アラート」で情報を集めています。先月、表記の催しがつくばで開催されることを知り、メールで申し込みました。10/15になって参加OKお知らせが届きました。
群馬から会場までは約170km、地理不案内なので暗くなる前に現地に着きたいと思いました。所要時間は車で約2.5時間思ったよりつくばは近いです。会場は国際会議場内のレストラン。スクリーンとプロジェクタが設置され、テーブルにはサンドイッチとお菓子、飲み物は自由に飲めます。

話題提供者の西田さんがPCを操作して画像を映しながらお話し、時々中断しながら質疑応答があります。昔は子供の死亡原因のトップは感染症でしたが、今では不慮の事故です。公園における不慮の事故はメディアが大きく取り上げますが、事故の件数では家庭内での転落・誤飲・火傷などがずっと多いだろうと思っています。多くは「親の不注意」で片付けられ、報道されることはまず無いからです。
しかし不慮の事故を減らそうという目標を達成するためには、まず事故がいつ・どこで・どんなダメージを受けたかを調査する必要があります。情報が得られるのは医療機関ですが、多くは医師が手書きでカルテを書き、この情報を関係者が共有することは困難です。
西田さんから損傷を受けた部位をマークした画像を見せていただきました。怪我の頻度が高い箇所は赤く、そうでない箇所はブルーで示してありました。等高線表示ですね。これによると最も怪我しやすいのは頭部(約70%)、それも左の額に集中していることが分かります。なぜ左の額なのでしょうか?利き腕と関係あるようですが、原因はまだ分かりません。Google Earth のように、損傷を受けた箇所をマークすることによってGoogle Humanのようなシステムが出来ないか、という提案でもあります。

まだまだ話題は盛りだくさんでしたが、予定の20時はあっというまに過ぎてしまいました。帰路は雨降りと夜食を食べたりで帰宅したのは真夜中でした。

(追記)当日の話の内容は私のメモと記憶により記述しましたが、画像・グラフ無しでは理解が困難です。ほぼ同じ内容が「傷害サーベイランスシステムの概要」(PDF)として公開されています。

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