国語職人       社会職人

近道は無く,魔法も無い。
確かな技術に裏付けられた実力が大切。

基本と発展

2015-10-03 00:28:10 | 日記
一度に,全て覚えようとするから,無理が出ます。

まずは基本。

ただ,基本といっても,結構大変。


例えば,地理。

47都道府県を,全て漢字で,3分以内に書いて(「県」という漢字は省略してよいです)。

次に,都道府県庁がある都市を,これまた3分以内で。

これをやると,どこにどの県・都市があるかを把握できます。

次に,良く出るのは,都道府県の大きい順に5つ,小さい順に5つ。

川の長さと流域面積は,3つずつ。湖は,大きい順に3つ(もし,根性があるなら,4つ。4番目の猪苗代湖の漢字を間違える生徒は結構います)。

ここまでは,地形の基本。


発展は。

日本の緯度・経度。ここに,講師のこだわりが出ます。私は,0と0とが交わるのは,大潟村だけだぞと,教えます。これは,北緯40度と東経140度は,大潟村で交わることを意味します。そして,東経140度は,房総半島をかすることが分かります。そして,北緯40度をズッ~~~ト,赤で線を引いて,どんな国を通るのかを確認してもらいます。

この辺のところは,実際に模試や入試で出ているところです。


時々出るのは,岬です。九州1つ,四国2つ,本州3つ,ぐらいはフォローして


「基本」と「発展」の違いは,「基本」は,どのテキストにも書いてあります。当然,暗記すべきもの。「発展」は,テキストには書いていない,または書いてあっても,意識せずに読み飛ばす。そこを,講師が,入試問題と関連づけて,または理解を深めるために,もう一歩,もう一歩と,深く生徒に話すところ。

「発展」ばかりでは,授業になりませんが,「発展」がない授業は,生徒は眠くなります。



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