３月７日に思い出すわりとどうでもいいこと

私が少女漫画誌「りぼん」の愛読者だったころに
小花美穂の代表作にして名作『こどものおもちゃ』が連載されていた。
主人公は今をときめくチャイドルなのだが、
じつは公園で拾われた子という暗い過去を持つ。

そのつらい事実を胸に秘めながら明るく生き
母親の作家が書いた自伝本でそのことが世間に公になり、
ほんとうの産みの親にとうとう巡り会った際に主人公が言い放ったことば。


「わたしって、ほんとに３月７日生まれってことでいいですか？
　拾われたときに、多分３月７日生まれだろうってことで、
　『紗南（３＝さ　７＝な）』」って名前を付けてもらったけど、
　もし３月６日だったら『サム』になっちゃうんで！」


以上、
毎年、３月７日になると私が思い出す、
わりとどうでもいいことについてお知らせいたしました。