映画ドラマまんが…
と、ひとくくりにしていたくせに
「本」のカテゴリがなかったので、いま作ったよ。
本といっても、わたしはさほど、読書家ではない。
文学部だったくせに、本は、とくに名作みたいなものは
あんまり把握してない。
なのに、「把握しているふり」がしたいので、
とりあえず買ってみた本とかは家にいっぱいある。
夏目漱石とか芥川とか。
青空文庫で読めますがな。
また、ザ・名作以外にも、「軽妙なエッセイ」「知る人ぞ知る佳作」なども
把握しておきたいので、家にいろいろ文庫本はある。
読んでない向田邦子や内田百の文庫本、これみよがしに積んである。
その本棚のラインナップ、だれも見ねえよ。
いろんな人が現代語訳した源氏物語、いっぱいもってる。
宇治十帖まで読めたことない。
そして最近いちばん読んでるのはおもにBL漫画である という始末である。
(BLについてもいちおう好みはありますよ)
そんな中、
宮藤官九郎の文春のエッセイ本が好きである。
昔やってたじぶんの娘のことをつづった「俺だって子供だ!」は
単行本で買って読み、実家に置き忘れてきてしまい、
次帰った時に取ってくればいいのに、どうしてもすぐ読みたくて文庫本まで買ったものだ。
お父さんの愛情と、脚本家(ギャグ作家というほうが近い?)のするどい目線が
入り乱れたおもしろ観察日記という体裁。
えらい、泣けました。
宮藤官九郎はやはり、ヒューマン宮藤であると思ったよね。
こども連載が終わった後、同じ枠の連載として、「いまなんつった?」という
日常生活の中で聞く「ん?」というフレーズについて書くエッセイ本が1冊出たのだが、
たしかにいつもどおりたいへんおもしろかったのが、
前作がよすぎたせいか、あまりぐっとくるところが個人的になく、
買ったけど売っちゃいました。このリサイクル感。
そして先日ふらりと立ち寄った本屋で偶然見つけ、
今週から節約しようと思ってた月曜日だったのに買ってしまったのが
新刊「え、なんでまた?」でした。
おもしろかったです。
くわしくいいたいんだけど、
全体的なこととして、思ったことです。
宮藤官九郎は、おもしろおかしく破天荒で若者の代表のような、
エンタメ界でいうと「風雲児」「異端児」的な扱いを
相対的に受けている、いや、受け続けてはや10年、いつまでも「若者」を背負わされる兄さん
という感じがあるのですが、
落ち着いて文章をよんでみると、すっごくおもしろいんだけど
非常に冷静な書き手ということに気づきます。
丁寧に、ことばを砕きながら、わかりやすくひきつけながら書いているので
まどわされますが。
気取ってないところがステキです。
ことばづかいもきれいです。(スラングは使ってるけど、文章内のリズムってことで)
いっかい読んだ方がいいとおもう。
クドカンのエッセイ、読んだ方がいいとおもうよみんな。
かんぱちゃん(娘)の話も入っていて満足した。
と、ひとくくりにしていたくせに
「本」のカテゴリがなかったので、いま作ったよ。
本といっても、わたしはさほど、読書家ではない。
文学部だったくせに、本は、とくに名作みたいなものは
あんまり把握してない。
なのに、「把握しているふり」がしたいので、
とりあえず買ってみた本とかは家にいっぱいある。
夏目漱石とか芥川とか。
青空文庫で読めますがな。
また、ザ・名作以外にも、「軽妙なエッセイ」「知る人ぞ知る佳作」なども
把握しておきたいので、家にいろいろ文庫本はある。
読んでない向田邦子や内田百の文庫本、これみよがしに積んである。
その本棚のラインナップ、だれも見ねえよ。
いろんな人が現代語訳した源氏物語、いっぱいもってる。
宇治十帖まで読めたことない。
そして最近いちばん読んでるのはおもにBL漫画である という始末である。
(BLについてもいちおう好みはありますよ)
そんな中、
宮藤官九郎の文春のエッセイ本が好きである。
昔やってたじぶんの娘のことをつづった「俺だって子供だ!」は
単行本で買って読み、実家に置き忘れてきてしまい、
次帰った時に取ってくればいいのに、どうしてもすぐ読みたくて文庫本まで買ったものだ。
お父さんの愛情と、脚本家(ギャグ作家というほうが近い?)のするどい目線が
入り乱れたおもしろ観察日記という体裁。
えらい、泣けました。
宮藤官九郎はやはり、ヒューマン宮藤であると思ったよね。
こども連載が終わった後、同じ枠の連載として、「いまなんつった?」という
日常生活の中で聞く「ん?」というフレーズについて書くエッセイ本が1冊出たのだが、
たしかにいつもどおりたいへんおもしろかったのが、
前作がよすぎたせいか、あまりぐっとくるところが個人的になく、
買ったけど売っちゃいました。このリサイクル感。
そして先日ふらりと立ち寄った本屋で偶然見つけ、
今週から節約しようと思ってた月曜日だったのに買ってしまったのが
新刊「え、なんでまた?」でした。
おもしろかったです。
くわしくいいたいんだけど、
全体的なこととして、思ったことです。
宮藤官九郎は、おもしろおかしく破天荒で若者の代表のような、
エンタメ界でいうと「風雲児」「異端児」的な扱いを
相対的に受けている、いや、受け続けてはや10年、いつまでも「若者」を背負わされる兄さん
という感じがあるのですが、
落ち着いて文章をよんでみると、すっごくおもしろいんだけど
非常に冷静な書き手ということに気づきます。
丁寧に、ことばを砕きながら、わかりやすくひきつけながら書いているので
まどわされますが。
気取ってないところがステキです。
ことばづかいもきれいです。(スラングは使ってるけど、文章内のリズムってことで)
いっかい読んだ方がいいとおもう。
クドカンのエッセイ、読んだ方がいいとおもうよみんな。
かんぱちゃん(娘)の話も入っていて満足した。