退職者スーさんのまち起こし・地域起こしボランティア

私は、定年退職し、会社人間から社会人間=地域人間に変身中です。どうしたら地域の仲間に入り、楽しく有意義に生きられるか。

本物か複製か

2008-03-04 17:46:30 | Weblog
 久喜中第8回卒業の同窓会を丁度60歳の還暦、そして、また第2の新たなるスタートにもなりますので「1泊2日の宿泊旅行」ということで、平成12年2月に会津若松・鶴ヶ城へ行きました。その後、何人かでこれから毎年旅行を楽しもうということで有志を募りました。その結果2~30人で旅行を楽しむ「有志の会」を組織しました。翌年の13年第1回目を「奥多摩ハイキング」を行い、以後毎年20人
前後で旅行を楽しんでいます。
今年は、「NHK大河ドラマ=風林火山」の地を訪ねる、をメインにしてサントリーの白州工場と山梨県立美術館を見学しました。前置きが長くなりました。山梨県立美術館といえば、そうです、ミレーの「落ち穂拾い」ですが、残念ながら4月まで貸し出し中で見ることができませんでした。その代わりといっては何ですが、同じくミレーの「種を蒔く人」が展示されていました。私の感想はこんなに暗いのか、です。しかし、種を蒔くダイナミックな力強さと素朴な田園風景にはノスタルジーを感じます。印刷された画集で観たものとは全く違います。素人の私には複製画の方が心地よいです。他の作品も、そして同年代の作家の作品も暗いという印象でした。ミレーの作品が5点ほど展示されていますが「ポーリーヌ・V・オノの肖像」と題する12号作品が印象的でした。モナリザと同じ3/4正面向きで、悲しそうな表情の顔ですが、目の視線は強烈です。顔の表情と顔から下の部分とが何かアンバランスに感じられました。