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〔推測〕 タバコ、アルコールは隠れ蓑だったのか? (1/5)

2013年05月10日 |  推測

〔更新履歴:5/19追記、7/27関連記事追加〕


 短く、さわりだけ。

 先ずは、少し脱線。心臓病シリーズは前回で一段落ついたことにしようと思ったけど、予定を変更しよう。昨日、●の影響による典型例と疑われる著名人の例が出てきたようだ。スポニチの記事から、

天海祐希 心筋梗塞で降板「軽度も安静要する」 代役は宮沢りえ
2013年5月9日 06:00
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2013/05/09/kiji/K20130509005766200.html

 所属事務所によると、6日の公演終了後、体のだるさを訴えて、劇場からマネジャーとともに都内の病院へ行き診察を受けたところ、医師から「軽度の心筋梗塞で1週間から10日の安静治療を要する」と診断され、そのまま入院した。


 噂では、かなりのタバコ好きということらしい。また、3.11の復興関連で東北へ行っていたらしく、好物がしじみや海草類と見受けられる。後者の2点については他力本願でいくと、ブログ「みんな楽しくHappy♡がいい♪」から、

天海祐希さんの心筋梗塞「被災地訪問と食生活」
2013-5-10
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-2968.html


 いずれにせよ、40代半ばの女性が心筋梗塞になることは、かなり珍しいらしい。他力本願でいくと、某掲示板の緊急自然災害板から、

697 名前:地震雷火事名無し(千葉県) 投稿日:2013/05/09(木) 22:12:33.90 ID:ByOW8qvY0
 45才女性の有名芸能人が心筋梗塞になった。
 すこし、統計的に考えてみます

 10万人対の疾病数データーによると、40代女性の心筋梗塞は10万人対1~3人ぐらいですね。
 http://www.koshu-eisei.net/hekichi/y3%20s2.pdf

 我が国の40代女性の人口は約800万人です。
 http://memorva.jp/ranking/japan/soumu_population_2010.php

 したがって、40代女性の心筋梗塞患者は「毎年80人から240人」となります。
 コホート分析だと、45歳女性の年間患者数は「8人から24人」です。

 45歳の女性は約80万人いて、そのうち年間8名~24名が心筋梗塞になります(かなり稀な病気です)。
 天野さんがこれに該当する確率は、宝くじに当たるぐらい低いです。

 むろん、母数が多くなれば、有名芸能人が心筋梗塞にかかる可能性も高くなります。
 宝くじをたくさん買えば、当選する見込みが多くなるのと同じです。

 つまり、通常では起こりえない異常事態が起きているということです。
 タバコやストレス、飲酒は、3・11以降に40代女性の喫煙率、飲酒率などが有意に高くなったという
 統計がないかぎり、原因と考える根拠にはなりません。

 セシウムが筋肉に蓄積し、心筋が破壊されることはチェルノブイリで確かめられています。
 まずは、セシウムを疑うのが、普通の合理的思考です。


・5/19追記: やはり稀な事例らしい。関連報道をおいておくと、infoseek楽天ニュースとサイト「dot」の記事からそれぞれ、

天海祐希、ヤセ型なのに心筋梗塞のナゼ… 専門医が語る発症リスク
夕刊フジ(2013年5月9日17時09分)
http://news.infoseek.co.jp/article/09fujizak20130509016

心筋梗塞 天海祐希は医師も驚く稀なケース
(更新 2013/5/15 16:00)
http://dot.asahi.com/life/lifestyle/2013051500009.html


 本題に戻ると、せっかくなので今回は、前回記事(ココ)の終わりで少し触れた点

喫煙やアルコールの害というのが何故か●の影響と似ているような気がする

に関し、その延長線上でもう少し掘り下げてみようという企画である。生煮えなので今書く必要が薄い気もするけど、忘れてしまうといけないので。


 仮に、上記指摘のとおり似ているとすれば、1990年代半ば頃におけるタバコとアルコールの害として喧伝されていた内容を確認しておく必要があるだろう。その理由は、各人で想像してみてほしい。他力本願でいくと、ちょと時期がずれるてるような気もするけど、「武田病院グループ」(京都府所在)のサイトから、

健康のために: 健康相談Q&A: タバコとお酒
http://www.takedahp.or.jp/healthcare/question/qa02.html

健康日本21

 厚生省(現厚生労働省)は1999年、「21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)」と題する政策課題を策定しました。 その目的は「壮年期死亡の減少」および「健康寿命の延伸」とされ、運動期間は2010年までの10年間で、2005年には中間評価を行うことが決められています。

 そして、運動の基本方針として、(1)一次予防の重視、(2)支援環境の整備、(3)目標設定と評価、(4)連携運動の推進が示されています。 そして、具体的な目標として、(1)栄養・食生活、(2)身体活動・運動、(3)休養・心の健康づくり、(4)タバコ(5)アルコール、(6)循環器病、(7)がんを掲げ、それぞれの改善の到達目標が明示されているのです。即ち、今後10年間の国策として、全国規模の一次予防の具体化運動が展開されることになります。

 [中略]

 こうした背景の下で、今回の施策にもタバコとアルコールの弊害が具体的に例示され、その節減が求められています。 (強調は引用者)


 長い記事なので上記URLで確認してほしいがが、最も不可解なものは、「タバコの害」として指摘されている次のものだろうか。個人的には、初めて聞く話で驚いてしまったものである。

 また案外知られていない現象ですが、「タバコ弱視」という視力低下が認められています。


 とりあえずメモ代わりに、症状が連想できそうなキーワードを適当に抜き出してみると、次のとおりである。

【タバコの害】
・心臓・血管系に有害に作用
・血圧を上昇させる筈(実際には下降させるというデータがあり。一種の心不全状態の表われ)
・胃粘膜障害を誘発
・食道炎によるむねやけ
・食物の消化が阻害
・「タバコ弱視」という視力低下
・喉腔咽頭がんや肺がんの発生率はそれぞれ非喫煙者の20数倍、食道がんは10倍
・喫煙女性の早・流産の原因の一つ
・副流煙の問題

【アルコールの害】
・アルコール性肝炎、脂肪肝、さらにアルコール性肝硬変へと進展
・胃粘膜障害作用
・(発泡炭酸ガスにより)胃酸分泌が亢進、そして酸による粘膜障害
・最も恐ろしい合併症はマロリーワイス症候群
・嘔吐、急激に大量の吐下血
・アルコール性膵炎
・アルコール性心筋症
・アルコール性弱視
・コルサコフ精神病


 「アルコールの害」で不可解なものを一つだけ指摘しておくと、発泡炭酸ガスによる粘膜障害だろうか。仮にこれが正しければ、炭酸ガス入り清涼飲料水でも同様なことが起こることになってしまうのではないだろうか(個人的にはこれまでにそのような話を聞いたことかないのだが、単に不勉強なだけだろうか)。


 やはり、かなり似ているような印象を気がするのだが・・・

(つづく)

 

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