午前中から弁当持参で阿蘇の産山に出掛けた。
新聞に阿蘇地方の稲刈りの写真が掲載されたからである。
目的地は、産山地区の扇棚田である。
綺麗な扇型の棚田の、田植えや稲刈りは紹介写真で見ると素晴らしい。
相方の車の習熟運転を兼ねるつもりだったが、阿蘇路は怖いと断られてしまった。
(霧の扇棚田)
阿蘇の外輪山を登る頃から霧が出始め、最後は雲の中を走っている状態になった。
水滴がフロントガラスに着いて、間欠ワイパーが必要になった。
さすがに私も慎重な運転に心がけた。
撮影スポットから眺める扇棚田は、まだ稲刈りに着手されていなかったが、霧で殆ど見えなかった。
仕方なくポイントを下げて、田んぼの近くまで降りた。
(棚田と三本杉)
もっと上方からなら田んぼの畦も見えて、棚田であることが判る。
ただし、稲穂が茂って畦が見えないので一枚の田んぼにしか見えない。
写真には必ず写り込む3本の杉が、霧の中にシルエットとして存在感を誇示していた。
(中間付近から見た棚田)
下がり過ぎると畦が重なって棚田には見えず、霧の中でどうにか判別出来る中間付近でパチリ。
肌寒い霧の中で、持参の弁当をぱくつく。
直ぐ傍の放牧地で牛が興味ありそうに時々こちらを眺めている。
(放牧中の牛)
春から秋にかけて、自然の放牧地で自由を満喫する牛たち。
ストレスフリーでさぞや楽しい毎日だろう。
冬場に入る前には飼い主が迎えに来て、また春までの間牛舎での生活に戻る。
次に訪れるのは多分紅葉の時期で、もう稲刈りも終りくっきり扇型の棚田が見える頃だろう。
「長月にまだパレットは夏の色」・・・しろ猫
お早うございます。
霧の阿蘇‼️
素敵な景色ですね。
有難うございます。
竹千代
暑い暑いを連発していたのに、現地はあっと驚く肌寒さでした。
自宅へ帰る道すがら、車に表示される外気温が段々と高くなっていき、とうとう元の暑い世界に戻ってしまいました。
しろ猫