一字不識、而有詩意者、得詩家真趣。
一偈不参、而有禅味者、悟禅教玄機。
一字も識らざるに、而も詩意有る者は、詩家の真趣を得。
一偈も参ぜざるに、而も禅味有る者は、禅教の玄機を悟る。
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「真実は文字言句にかかわらない」
文字は一字も知らないのに、詩の心がある人は、詩を作る人たちの本当の心持ちを理解できる。
また、偈頌は一つも習っていないのに、心に禅の妙味が具わっている人は、
禅の教えの最も大事な働きを悟ることができる。
*偈頌
禅宗では悟りの境地などの宗教的内容を表現する漢詩のことをいいます
今朝は昨日と打って変わって雨音で目を覚ましました。
すっかりと秋らしくなったものだなぁと思いますが、これでも昨年の今頃よりかずっと暖かい。
庭仕事は毎日少しづつやっているから、朝に先ず外仕事をして大汗をかくこともなくなりました。
だから、家のことも早々に終えられてしまう。
遂に手持ち無沙汰のようになるけれど、せっかくの静かな日常であるのだから、
家にいるのが私は一番好きです。
また、家にいることを愉しめるようにと、何年もかけて下地作りをして来たつもりです。
何処でもなく、自分の直ぐ側や足元に幸いがあるってことを私は知っています。
一時的な熱情で出ずっぱりだったこともあったけれど、今思えば案外と虚しいことだった風に想う。
けど、そんな体験を経て、自分のコンプレックスだったり弱点が知れるものなんですよね。