太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

せせらぎほいほい

2014-04-11 19:20:20 | 日記
伊坂幸太郎の小説に、主人公の弟が ○キブリ が嫌いで

その名前を口にするのも嫌なため、「せせらぎ」という名前で呼んでいるという箇所がある。

「今日、洗面所に せせらぎ が出たよ」という具合に使う。

「せせらぎと言うと、さわやかな感じがするだろう」と主人公の弟は言う。



これは大変良い考えだと思ったので、私も即採用することにした。

私も常々、どうしてあの虫は、名前に濁点のある言葉が2つもあるのだろう。

4つの言葉の組み合わせが、これまたなんとも鳥肌が立つようではないか、と思っていた。


祖母や母は、あの虫のことを ゲジ と呼んでいたけれど、それも濁点2つの組み合わせだ。




ハワイで生活するなら、「せせらぎ」とは仲良く共存してゆく覚悟がいる。

ヘアピン事件もあった。(そのおぞましい記事はコチラ。勇気のある人はどうぞ)

とにかくどこにでもいて、

職場で、お客様が持ち込んだDVDのケースを開けると、わらわらわらーっと、いっぱいちっさいのが出てくることもある。

道を歩いているのをみたこともある。



車の中にもいるという話は、聞いたことがある。

しかし、車の中でせせらぎの姿を見たことは1度もない。

だからきっと、ハワイにはそのぐらいせせらぎがいるよ、というたとえなのだろうと思っていた。



昨日、日本語のクラスが終わって、生徒の母親が迎えに来た。

彼女には1歳半になる赤ちゃんがいて、ベビーシートに座った子供にスナックをあげていたのだが、

その後部シートとドアの間に、 せせらぎホイホイ があるのを私は見た。

せせらぎホイホイは、ハワイでも「HOIHOI(ホイホイ)」で通じるほどポピュラーだ。


せせらぎがいないのに、せせらぎホイホイを置くわけはないだろうから

だからきっと、彼女の車にはせせらぎが住んでいるのに違いない。

小さい子供がいるから、車の中はスナック菓子のカスが一杯だし、トランクには犬のスナックも常備してあって

せせらぎが好きな環境ではあるかもしれない。


返ってくる答えが怖くて、私は何も聞けなかった。



建物にいるせせらぎがどこから来るのか、なんとなく理解できる。

でも車の中に、いったい、いつ、どうやって入るのだろう。




2年前の夏、私は彼女の車で何度もウォーターパークに連れて行ってもらった。

実はあのときも、私は狭い車の中で、せせらぎと一緒にいたんだろうか。









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ダシーン

2014-04-11 18:41:20 | 英語とか日本語の話
むしょうに豚汁が食べたくなって

サトイモを買った。

ハワイのいいところは、地元のスーパーマーケットでサトイモが買えることだ。

それは助かるんだけれど、困るのはレジを打つ人たちがサトイモを知らないということだ。



レジを打つときに、サトイモを持って

「?」

という顔をする。

マニュアルを引っ張り出してきて、探してみる。

隣のレジの同僚に、聞いてみる。

それでもだめで、

「これ何?」

と私に聞く。



さらに、スーパーによって、呼び名も変わるのだからややこしい。


ハワイには大きく分けて3つのスーパーマーケットがある。

SAFEWAY と TIMES と FOOD LAND。


普段よく利用するのは、家の近所にあって、

魚の種類が多くてアジア関連のものが比較的充実しているTIMES。

次がSAFEWAY。


TIMESでは、確か アライモ という名前で売っていた。

その日に行ったのはFOOD LAND。

サトイモの価格札に何と書いてあったのか覚えていなかったので

「日本ではサトイモというけど、他の店では アライモ といっていたよ」

と答えた。

「アライモ、サトイモ・・・・」

再びマニュアルを引っくり返して探す。

内線電話で聞きまくっているところへ、洗剤を搬入にきた人が


「ダシーン」


と言って去っていった。




日本食スーパーでは、もちろんサトイモと表記してある。

ここの人達は牛蒡のことを ブラドック ルーツ という。

でも牛蒡自体を知らない人のほうが多いと思う。






それにしても、ダシーンって何語なわけ?





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魅惑のデザート

2014-04-10 07:40:54 | 食べ物とか
カイムキというエリアに、

JJ Bistro & French Pastry という店がある。

長い名前なので、みんな ジェイジェイ と呼んでいる。

ここはカジュアルフレンチのレストランだが、デザートでも有名なのだ。



お店のHPはこちら


HPの、メニューの中の デザート をクリックすると、数々のケーキが出てくる。

これがショーケース一杯にきれいに並んでいるのだから、

どれにしようか一つに決めるのは難しい。



だけどこれ、日本だったらそれほど驚くようなものでもない。

ちょっとしたケーキ屋さんだったら、このぐらいのケーキは置いてあるし

見た目だって全然負けてない。

これがハワイにある、というところがミソ。


ジェイジェイのシグネチャーデザートは、ピラミッド型をしたチョコレートケーキで、

ラズベリーとプレーンがある。

普通サイズは手のひらに乗るぐらいだけれど、20センチ四方ぐらいのピラミッドもあって、

これはいったいどんな人がどんなときに頼むのだろうかと思う。

どれも、アメリカのケーキみたいなどぎつい甘さではなくて、食べやすい。


ティータイムでケーキと飲み物だけでも利用できるけれど、食事もとてもおいしいので

食事とデザートと一緒にいただくのがおすすめ。

ここのコーヒーは、イタリアの イリー で、しかも1杯2ドルぐらい。


ディナーにはコースもあって、

前菜を3つの中から選び、メインをメニューから選んで、それにスープとデザートがついて24ドル。

自分が選んだデザートのほかに、クレームブリュレがついているので、デザートは2種類食べられる。





店では他のケーキを頼んだものの、どうしてもこれも食べたくて持ち帰りにした

リリコイチーズケーキ。

リリコイ(パッションフルーツ)のさわやかな香りと酸味が、チーズケーキに合いまくり。

いろいろ食べたけれど、これが1番好きかも。



平日なら予約なしでも大丈夫だと思うけど、週末だったら予約したほうがいい。







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タバサとシブル

2014-04-06 19:56:39 | ペットシッター
1ヶ月のペットシッターも、残すところ数日となった。

猫のいる生活は楽しい。

犬派だった私が猫を飼おうと決めたのも、ここんちの猫のおかげだ。

部屋ができてからだから、まだ先の話になるけど、猫の飼い方の本をたくさん読んだり

勉強中だ。



さて、ここんちの猫。

タバサとシブル。

先にタバサが来て、数年後に、シブルを飼っていた知人が事情があって飼えなくなって

シブルが来た。

この2匹、とーっても相性が悪くて、互いに無視しながら暮らしている。

猫にも人間みたいに、ウマがあうとかあわないとかあるようだ。


非社会的なのがシブル。



1日中、自分の部屋にいる。

たまに部屋から出てきて、見回りをする。

シブルは、無口で無愛想なオバサンみたいな猫だけど、気難しいわけではない。

こういうのを ツンデレ というのだっけ???

居間で映画を見ているときに、いつのまにかシブルが部屋の隅にいて一緒に見ていたりする。

名前を呼んで触ろうとすると、スーっと自分の部屋に戻ってしまう。






人が好きなのがタバサ。





夜は私たちのベッドにやってきて、夫と私の真ん中で長くなって寝る。

私が寝返りをうったときに、足を踏んだりすると

「うにゃー・・・・・・・」と言うが、またすぐに眠ってしまう。

パソコンをやっていると、椅子の背中や膝に乗ってくる。


タバサは、ラナイ(ベランダ)に出たいときにベルを鳴らすのだけれど、




これがベル。同じベルが外側にもあって、中に入りたいときに鳴らす。


自分に注意を集めて、食べ物をほしいときにもベルを鳴らす。

そういうときは、ベルを聞いた私か夫がドアを開けに行くと、外には出ないで急いでキッチンに走る。

タバサがベルを鳴らす。

私たちがソファから立ち上がるふりをする。

それをみてタバサがキッチンに走る。

何も起こらないので、しばらくすると再びベルを鳴らす。

立ち上がるふりをする・・・その繰り返し。



めんどくさいけど、でもかわいい。

来月、今度は10日間ほどだけれど、またここでタバサとシブルに会える。






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移動遊園地

2014-04-05 08:17:31 | 日記
春休み中のことだったから、ちょっと古い記事になるけれど、

車で走っていたら、遊園地発見。

といっても、移動遊園地。





いつもは夏休みに、空港に近い場所に移動遊園地がやってくるんだけど

今年から、春休みにハワイカイでもやってみることにしたらしい。


ハワイには遊園地がない。

だから組み立て式の、こんな子供だましのような遊園地でも、けっこう人気。

東京の「花やしき遊園地」もずいぶんレトロな遊園地だと思ったけれど

花やしきが立派に見える。

一応、ジェットコースターあるし(こわくないけど)。

移動遊園地はレトロを通り越して、素朴。

だけど、綿菓子を食べながら、素朴な遊具を冷やかして歩くのも

ハイテクな今時の遊園地にはない楽しさがある。


日本の小さな神社のお祭りに行くのに似てるかも。



翌週に行ってみたら、もう撤収されてしまったあとだった。

今年の夏休みは、絶対に行こう。




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