昨日、同僚の結婚式に行った記事を書いた。
楽しかったなァと思いつつ、ヴィッキと撮ったおもしろ写真を眺めていて、
ふと、リーディンググラスをかけて改めて見た。
「!!!」
そこには驚愕の現実が刻まれていた。
脚かと見まごう、二の腕。
蛇腹かなにか?、と二度見する首のシワ。
四十代半ばぐらいまでは、それでもまだ二の腕はこれほどには育っていなかった。
フレンチスリーブの袖から出る腕は、案外まっすぐだった。
ハワイに来て、どこにいっても「細い、細い」と言われるようになり、
慢心しているうちに50の声を聞き、さらにそれから5年が過ぎ、
いつのまにか私の二の腕は、別の生き物のように育った。
まわりはボリューミィな体型の人ばかり。
彼女達の二の腕は、それこそ太腿のようで、
私は自分だけはまだ大丈夫だと思っていた。
昔買ったフレンチスリーブの袖口が窮屈になったのも、服が縮んだのだと信じて疑わなかった能天気さ加減。
だからといって、二の腕が痩せる運動をしよう、などとは思っていない。
きっと日本に住んでいたら、それをやるのだろうが、
ハワイにいる限り、写真を見たときだけ凹むのであって、あとは忘れてしまう。
痩せていること、ちゃんとしていることに重きをおく環境にいるのと、
体型かまわず着たいものを身につけてハッピーでいられる環境にいる違いは大きい。
写真は、あんまりだ。
こうであるはずの自分と、違う自分であることが年々増えてゆく。
しょっぱい現実は、いつも私を傷つけるのである。
しょっぱい現実は、いつも私を傷つけるのである。