小さな公園の植え込み。春の草花たちが元気に育っている。
いつもは「雑草」と呼ばれて顔を出したとたんに排除される。
公園の手入れをする人が ステイホーム なのだろう。
今のうちに とばかりに草花たちはのびのびしているようだ。
舗装道路に動物たちが闊歩し、公園に雑草が繁茂する時代か。
「時代」というのはどのくらいの期間を指す言葉だろう。
時間の長さで言うより、実感で言うほうがわかりやすい。
一瞬のできごとが人生の大きな部分を占めているかもしれない。
漫然と流れる時間は意識されずにいるかもしれない。
雑草の持ち時間に比べれば、我々の持ち時間は長い。
それでも、この「コロナ禍」の時間を「時代」と呼ぶ日はくるのか。
せめて「コロナショック」くらいにしてもらえないものか。