「嘘みたいに奇麗」って、つい言いたくなる。
新幹線で熱海を過ぎると、そろそろかな とカメラを構える。
それまで雲の塊は見えてはいたけれど、雲の動きは瞬時に変わる。
トンネルを抜け、竹林を見送り、稜線の上に目を配る。
雲がもりもりしていて、富士山の姿は見えなかった。
一瞬、あっ! 雲の中に何かある! かすかに鋭い白い線。
嬉しくて、何度もシャッターを押した。
「雲」と「雪」が交互にうごめいて、眼を凝らさないと見失う。
その時、他愛もないなぞなぞが思い浮かんだ。
「ヨ」も「二ム」も被るもの なーんだ?
もちろん答えは「雨」。そうさ、雪も雲も兄弟なのさ。
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