「朝焼けと亭主の機嫌は当てにならない」と昔から言われている。
今朝は山に行くからと早朝から勝手に目が覚め、朝焼けが拝めた。
ピンコロシスターズ3人で武蔵五日市駅からタダバスで都民の森へ。
始発から超満員でカーブの多い道を揺られる事1時間ちょっとでやっと到着。
意外や意外、かなりクールでたぶん20度あるかないかってとこ。
すでに標高1000mあるので、100m登る毎に気温が0.6度下がるから当然と言えば当然。
かなり両足踏ん張って立ってたので疲労感満載で、もう帰ろうか……なーんちゃって。
今日のコースは以前A・Iさんと歩いた生活の森周遊コース。 ホトトギス
Iさん、Sさんにとっては初めてのコースで、バス停から9時半スタート。
木材工芸センターを通り高度を稼ぐにつれ、栗がたくさん落ちていた。
1142mの鞘口(さいくち)峠は三頭山との分岐、我らは里山の路へ。
以前歩いた時とは逆コースにしたが、いきなりの急傾斜の登り。
途中1241m地点通過したが、看板のような景色は得られず。
コースは約3,5kmの外周コースで所々にブナの巨木あり。
風が吹き渡る音がしていた風張峠に到着。
ここでおやつタイムをし砥山(1302m)へと向かったつもりだった。
ところがドンドンおしゃべりしながら歩いてしまって、ふと気が付くとドンドン下っていた。
ハセツネカップ(奥多摩全山縦走レース)の道標も出て来て。
どうやら奥多摩湖へ向かって下山しているようで、どうする?と。 シロタマゴテングダケ
戻るも地獄進むも地獄というわけだが、結局GOという結論。
というのも割と道が広くて歩きやすかったから。
ひたすら下ってドンドン下って見えた道標「山のふるさと村」にホッ。
長~く下っていたようだったが1時間半位だった。
奥多摩周遊道路に出て、15分位歩くと山道への案内板あり。
山のふるさと村までの1,5kmがまさにワイルドすぎる道だった。 キバナアキギリ
苔むしたロックガーデンを更にバージョンアップしたような沢沿いの道だった。
いや奥入瀬渓流みたいなと言ってもいいような。
障害物競走のような倒木を飛び越え、苔で滑りそうな木橋を渡り。
昼間だから3人だから歩けたけど、ワイルドな2度はゴメンな道。
時々ホイッスルをピーと鳴らしながら。
1時間程歩いたら山のふるさと村キャンプ場に出た。
かなり広いキャンプ場で、ビジターセンターまでも遠かった。
当初の予定では外周コースで2,3時間でバス停に戻り、数馬の湯でランチのつもりだった。
それが全く違う場所に下山して来てお腹もグーッ。 ゲンノショウコ
以前Sさんと2人でまた山の会でも来た事があり、レストランかわせみがある!とウキウキ。
ところが奥多摩湖畔のバス停まで50分位歩くしかなく、バスは1時間に1本でランチはカット。
ビジターセンター前には今日の気温最低21度最高36度とあり。
Sさんと歩いた事がある湖畔の小道、山フルから浮橋まで2km。
幸い木陰の道で所々で奥多摩湖が見えるルート。
細い道にはオニグルミが落ちてたり、ケーブルの跡が残ってたり。
だんだん3人共無口になってきて黙々と歩いた。
やっと麦山の浮橋が見えた~。
ダムができた後、村人が山仕事に行くために設置された橋だそう。
逆側
驚いた事に若いカップル達が浮橋に来て写真を撮ってて、インスタ映えするのかな~。
たまに水量の関係で取っ払ってあったりの浮橋、今日で3度目。
もう4度目はないだろうな~と言ったら、またあったりして……とSさんIさんから。
以前はドラム缶橋だったので、ユラユラ揺れて歩き難かったが。
今のはそうでもなかったけどやっぱり揺れて、渡り切る頃は気持ちが悪くなった。
渡り切ったら階段を上って(写真左)バス通りに出た。
まだ時間があったので一人で小河内神社へ行ってみた。
ダムで沈んだ幾つかの神社の神様を祀ってあった。
600mとあったがコンクリの急坂を歩き、更に石段を上って。
バスを待つ間も奥多摩湖畔は暑くて、森の中が涼しかったゆえに……。
3時半のバスで奥多摩駅に到着し、4時ちょい過ぎの電車にセーフ。
今日は都民の森を歩くのだからと、都民の森の地図入りパンフしか持たず。
昭文社の地図を持参してなかったのが致命的だった。
右の地図の丸っこい紫色を歩く予定が、途中から緑色を歩いて奥多摩湖の山フルまで。
今日は予定と違ってハチャメチャなハイクとなったが、22000歩歩いたとIさんから。
こんなオモロイハイクは2度とないだろうな~。