自然のシャワーを浴びながら:パート2

定年後の主人と晴歩雨読の日々。同じタイトルのニフティのブログ の続きです。

ピンコロの6Summit

2023-03-31 | 登山ハイキング
ピンコロの3人で今日は裏側というか、あまり人が歩かないルートで6つのピークを踏んで来た。
そもそも生藤山は東京都の檜原村と神奈川の相模原市との境にある山。
ほとんどの登山客は神奈川県側の石楯尾神社から登る。(たくさんあったスミレ)
山の会のSさんは檜原村側から登って見ない?というので、今回ようやく実現。
武蔵五日市駅からバスで柏木野にて下車したのが8時。(バス停そば)
道なりにちょっと進んだら道標があり、連行峰とあり、ここが登山口だった。
すぐにワサビが群生していて白い花を付けていた。
予習してきた通りにすぐにきゅうとう(急登)で、我らと同じキュートだねなんて言いながら。
ジグザグの登りがずっと続いたが、スミレやマムシ草があちらこちらに咲いていて気が紛れた。
マムシ草を掘った後がたくさんあって、なんでも根っこを中国人が食べるという話をSさんがしていた。
調べてみたら確かに球根が食べれると書いてあった。
とはいえ姿かたちを見るとどうも食指がわかないのだけど……。
でも若若しいマムシ草は見た目ちょっと若竹のようで、見た目ではOKだな~。
万六ノ頭(883m)は巻いて1時間ちょっとでようやく稜線に出た。
と思いきや下ったり登り返したり、最後の登りだと思ったら道標は作業道の案内板だった。
だんだん高度が上がり右手には杉林、左手には雑木林。
途中細い道が多くて一方は崖になっていたし、あまり人が歩いていないという印象。
道ははっきりしてたが道標がほとんど見当たらなかった。
今度こそ山頂だと思ったら湯場ノ頭(927m)でまたガッカリ。
その上せっかく登りつめたのに、一気に急降下してもったいない!
運動会の障害物競走のような。
3人でずっと様々な話をしながら歩を進めて、最後の急登ではアキレス腱が…。

3時間登ったり下ったりの末、ようやく連行峰(1016m)到着。
一息入れておやつタイムにし、バス停から5km歩いて来た事を道標で知った。
連行峰から関東ふれあいの道になった途端に、あちこちに道標がやたらと目に付いた。
快適な稜線歩きになったが落ち葉フカフカの道、景色はぱっとせず。
3人おしゃべりに花が咲いていたから歩けた道で、相棒となら絶対に来たくないルートだなって。

道標が出て来て茅丸への巻道あり。
でもこのコースは私は2度と来ないからと言って、強引に直登コースへ誘った。
急な木の54段をへぇへぇ言いながら登って。
連行峰から1時間半後に茅丸(1019m)登頂。
道標の奥にうっすらと富士山。
3人でオーと感激の声、真正面にドドーンと見えた富士山に一気に気をよくした。
でもお昼近くてクッキリハッキリとはいかなかったが、登って来た甲斐があったというもの。
雄大な富士山と丹沢方面、眼下の藤野の町あたり。
狭い山頂だったがアセビ(馬酔木)の白い花がたくさん。
登ったからには下りもあるわけで、急な木の階段64段あまりを下り巻道と合流。

そしてメインの生藤山(990,3m)に正午ちょっと前に着いた~。
山頂へはやはり巻道を利用せず王道で急登をクリアして。
表側から何回か生藤山は登っているので山頂が狭い事は分かっていたが……。
でもベンチが4つありお昼時なのでランチタイムにした。
生藤山は山頂に桜の木が多いから花が見れると思ってたら、何と山桜ばかりだった。
まだ葉っぱも出てなくて冬枯れのままで、思い違いにメッチャガッカリ。
富士山も霞んで来てたし木の枝が邪魔してたし、

お腹が重くなったというのに、生藤山からの下りは結構岩もあり急でもあり。
ガンガン下ったからまた登り返しで階段100段もあり、メッチャ疲れた。
到着した三国山(960m)は苦労したわりには展望もなく。
そしてまたまたガンガン下って、神奈川県側の井戸バス停への分岐あり。
みんなこっちから登って来るんだよね~楽だもんね~。

またまた木の階段をえっちらおっちら登って。
広場のように広い場所に建つ、軍刀利神社元社に午後1時到着。

急坂をクリアし小ピークを幾つも踏んで、途中で軍茶利山(970m)の道標発見。
神社と山ではぐんたりの字が違っていたが何か意味があるのかな?

左下にゴルフ場2カ所を見ながらひたすら歩いて、午後1時20分最後の山の熊倉山(966m)に来たー。
ここも山頂は狭くて展望もよくなくて、帰りのバス時刻の話をしたら2人共ええええ。
3時5分を逃すと4時28分までない。
熊倉山からバス停まで1時間50分がコースタイム。

当初プランを練った時は連行峰と生藤山、熊倉山の3座を登る予定だった。(カタクリもあり)
でももう2度と来ないからと結局茅丸、三国山、軍茶利山の3座をプラスし6座登頂となった。
かっこよく6サミット制覇という事で。

ペラペラおしゃべりはほどほどにして、栗坂峠→浅間峠(860m)とひたすら歩いた。
栗坂峠が13時55分で浅間峠が14時5分でヤバイ。
浅間峠からバス停まで50分のコースタイムだから。
浅間峠には東屋があったけど目もくれず、上川乗バス停まで無口でダッシュ下山。
14時45分車道に出た時にはとりあえずちょっとホッとした。
たくさん咲いていたヨゴレネコノメソウの花をゆっくり見る余裕が生まれた。

バス時刻10分前に到着した時に、Iさんから28000歩だと教えてもらった。
ランチタイムとおやつタイム以外はほとんど休まず、長々と6時間も歩いた。
上川乗バス停から乗車し、朝降りた柏木野バス停との間には4つしかバス停がないと判明。
帰りも往きと同じく車窓から春色の景色を眺めてたら、少し疲れが吹っ飛んだ。(ナヨナヨワスレナグサ)
ピンク色のシダレザクラや満開のソメイヨシノ、薄紫色のミツバツツジ、黄色いレンギョウなど。
そして淡いパステルカラーの山も。
楽しい山行になった。






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