自然のシャワーを浴びながら:パート2

定年後の主人と晴歩雨読の日々。同じタイトルのニフティのブログ の続きです。

大丸山〜巣雲山

2019-11-07 | 登山ハイキング
一昨年あたりから一度眺望が素晴らしいという巣雲山に登りたいと思っていた。
伊東駅から一駅の宇佐美駅から歩いて大丸(だいまる)山と巣雲(すくも)山に登り、宇佐美駅へ戻る周遊コースで行って来た。
右手の丸い山が大丸山で巣雲山は奥なので見えていない。
駅から1時間ほどは車道歩きで、やがてみかんの花咲く丘コースなのでミカン畑とかに変わった。
そしてようやく海(相模湾)が見えだし、海が見える山っていいなーと思った。
黄色いミカン畑と青い海って絵になるーって思うのは私だけ?
どっこい処(しょ)という看板の所にはベンチがあり、どっこいしょと腰掛けるようになっていた。
私は登山の途中で腰掛ける事はしないけど、相棒は腰掛けたがるのでちょうどよかった。
お天気がいいし海の色もいいし景色もいいし……。
大丸山山頂のちょっと手前にどーんと富士山が見えた。
富士見展望広場と名が付いていて、富士山はこちらと案内板まで。
きっと富士山が見えない日もあるんだろう。
2時間ほどで三角点のある1座目の大丸山503mに到着。
大丸山からは稜線歩きで松葉の上を歩きながらのんびりと。
2座目の581mの巣雲山到着。
人っ子ひとりいないかと思いきや、山頂の展望台下では若いお兄さんたち5、6人が食事中だった。
巣雲山にも三角点があり、何より富士山のみならず360度のワイドビューが素晴らしい山頂だった。
展望台に上がったら東西南北に案内板があり、それぞれ海や山の名前が記してあった。
初島、相模湾、小さい島は手石島。
登った事のある天城の万次郎万三郎岳などもぼんやりと見えていた。
富士山の方角も随分前に登った沼津アルプスが。
駿河湾に達磨山、金冠山も登ったなーと思い出しながら眺めた。
ランチしながら眺望を満喫したが風もなく、相棒は半そでTシャツ1枚で歩いたほど暖かかった。
去り難い思いで富士山とお別れ。
下山は峰コース。
ところが往きは日向で背中がポカポカしてたのに反して、帰りのコースは暗くて倒木、落ち枝、落ち葉だらけだった。
山頂にいた人たちは2回の台風で荒れた道を整備しに来ていたそうで、峰コースは道が荒れているから気を付けてと教えてくれた。
確かにくぐったりまたいだりの障害物競走のようなコースでまいった。
途中にあった生仏の墓は平家の落ち武者が生き埋めにあったという墓。
それから行者の滝がちょろちょろと流れていた。
山道が終わってコンクリ道になり、延々と1時間半車道歩きが続いた。
途中台風の影響の竹林が無残に崩れ落ちていた。
結局5時間歩いてスタート地点の宇佐美駅に到着。
たまたま乗った電車が黒船で車内もなかなか洒落ていた。
ちょっとだけリゾート気分を味わえたかも。
巣雲山は展望が素晴らしいのに人が少ないのは、車道歩きが多いからかも。
足の指の底が痛くなったから、やはりコンクリは足にはよくないと感じた。
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伊東・松川遊歩道

2019-11-07 | 国内旅行(温泉)
2年前に中国語サークルのみんなと伊東温泉に1泊したが、今回は登山目的の為、再度伊豆半島の伊東へ。
私にしては珍しく秋晴れのお天気に恵まれ、途中車窓からの富士山もバッチリ。
駿河湾も太陽の光を受けて海面がキラキラ輝いていて、遠くに大島近くに初島が見えていた。
サーファーもたくさん海に出ていて、まるでアザラシの群れのように見えた。
伊東に到着後まずランチ。
ちょうどうずわが解禁になったとかで、M店で超ローカルフードの「うずわ定食」をオーダー。
食べ方の説明書きまで来て、青唐辛子の分量を好みでとか、最後はだし汁でお茶漬けでとか………。
お店に人に聞いたらうずわとはカツオの一種だそうだ。
食後は一昨年も歩いた松川遊歩道を海へ向かって、いでゆ橋を渡り東海館を見ながら歩いた。
東海館は昭和初期の和風建築の温泉旅館で、木造3階建てで伊東市指定文化財。
今でも土日祝日には日帰り入浴ができるみたいだ。
松川越しに見た東海館。
突き当たった伊東港のなぎさ橋そばには、日本初洋式帆船建造の地だという案内板と共にモニュメントがあった。
造った人はウイリアム・アダムス(三浦按針)という人で、その帆船で太平洋を横断したんだとか。
また近くの広々としたなぎさ公園にはたくさんの彫刻が並んでいた。
どれも地元の彫刻家重岡健治氏の作で、平和と幸せを願う「家族」などの作品があった。
海がバックだからか、とっても開放的な空間で海と彫刻がマッチした野外美術館のようだった。
相棒はホテルへ戻り、私だけで残りの松川沿いの松川遊歩道を散策。
松川遊歩道は松川に沿って上流の通学橋までの400mに、木下杢太郎の詩、戯曲、絵画、俳句などが1番から16番まで紹介されていた。

情緒溢れる松川遊歩道は犬の散歩やマラソンする人などもいた。
松川に沿って海から離れるように歩いて行くと、音無神社があった。
私は巨木、老木、古木が好きで音無神社にも巨木のタブノキ(イヌグス)があった。
2本が寄り添うように立っていた。
さらにもっと大きな超巨木のオオクスがある葛見神社もあった。
なんでも平安の昔からあるとされる樹齢千年!
私の故郷の佐賀にもたくさん巨木のクスノキがあるが、とてもとてもかなわない。
方向音痴の私でも川に沿っての遊歩道歩きだから迷わず大丈夫だった。
1時間ほど散策したが、巨木たちに会えたのが一番の収穫。




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