'ゆうゆう"と

 岩手の小さな街の山間から、自然やサッカーのこと、思うがままにゆうゆうと。話題を提供していきたいと思います。
 

初登山 岩手山馬返し

2013-07-07 23:12:59 | sinbou_san

 7月1日に転勤し、その日の夕方に二人だけの歓迎会をして頂き先輩と日本酒を飲みながら決めた。土曜日に岩手山に登る予定だったらしく、相棒を探してたようで、勢いと思いで申し込みした。
 翌日天気予報を見れば、曇りで晴れる気配はない。かといって今更断るのもカッコ悪い。そんな訳で雨が降っても行こうと、前日はゼビオスポーツ一関店で理由を話し、時間をかけて準備した。靴・ズボン・雨衣・ステッキ・・・・。理想の物をそろえるだけで5万を超える金額。1回限りかもしれないし・・・・。結局3万円+ホテル代+交通費は掛かってしまった。酒の勢いとは怖いものです。

 ホテルメトロポリタンNWで、グループの歓迎会もあったが、翌朝を考え早めに寝たが、天気は回復せず30m先も見えない豪雨となった。できれば中止で・・。と思う自分もいたが、山小屋の管理人さんと一緒に登るので、それはない事は重々承知の朝だった。

 親父から借りた軽トラで来たが、座席が狭く大変。この日は私と先輩と山小屋の管理人さんと青年の4人で、8合目の山小屋と9合目の山小屋を目指した。出発は、7時45分。8合目までの目標到達時間は12時前と踏んで急ぎ足で歩いたが・・・・。

 0.5合目で早くも左足が痙攣。ひとりだけどうしても遅くなる。焦りはしないが、雨降りの中ではあったが、同じペースだと頬が赤くなる。これではだめだと思ったし、昨夜の飲み会のでの言葉気にかかる。民間のヘリコプターは300万かかるからね。!。朝早く起きて
キネシオテープを巻いたせいか、肉離れはしないようだ。開き直って、2合目あたりまでは元気良く登ったが。途中盛岡農高の子供達が下山してきた。具合を悪くしたようだ。これまた3合目は遠い。そして、4合目からはきつい山登りだ。岩に手をかけ登らなければならない。「もうすぐだからって!」言われて元気を出しているうちは良かったが、そのうちに出前の岡持ちではないが、出てもいないのに今行きましたから!って言われているのと同じく、いつになったら着くのかと思うと、休み時間に気合が入り長くなる。
 こんなはずじゃなかったと思っていたが、室根町出身の先輩のおかげで8合目まで到着。風は強いし草も木も横たわり、歩くの大変だったが、登り始めて5時間。ようやく、8合目の山小屋に到着。

 山小屋に着いたときは、結局4人だけで、誰もが登山してこないことで、山小屋を独占して寝る時間を確保できた。

 薪ストーブを囲い、気持ちがいい達成感と会話を楽しみ充実した時間を過ごすことができた。

 リュックサックのカバーを購入しないため、綿製のセーターやタオルなどは、びしょ濡れ。やっぱりカバーは買うべきだった。

 夕方5時を過ぎると、お客さん達も集まり始めた。そして、各自夕食の準備。消灯時間は、20時。苦しい苦しいと言いつつ、焼酎は背中に背負ってきた。

 この日の、山小屋の清掃は風が強いので、翌朝にすることにしたが、どこから上がってくるのか、山男はいるものですね。

 気温14度。

 最後に登ってきたのは、盛岡四高の生徒と先生達。ホント元気があるんだ。だってこの雨半袖Tシャツだぜ!俺も若かったならと思うのだが。

 sinbouさんの誕生日の初登山は50歳を過ぎ。体重は、高校時代の1.5倍30キロオーバー。記念すべき初登山の感激を感じることができました。それも、室根町(旧室根村)津谷川出身のM浦さんが、3時間で登る山を私と付き合い5時間かけてくれたおかげでした。
 どこに行っても故郷の先輩たちのおかげで暮らしていること感謝しないといけないと思いました。
ほんと、辿りついただけでも幸せな7月6日の誕生日でした。

頑張って行きましょう。