続・知青の丘

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

「イラネッチケー」裁判はおもしろい。

2020-07-02 12:01:36 | ちょッと言わせて

6月26日、東京都内の女性が「イラネッチケー」というフィルターを取り付けた、NHKが映らないテレビを自宅に設置して、受信契約を結ばなければならないのかを争った裁判で、東京地裁は女性の勝訴を言い渡したらしい。まだ一審の判決なので、おそらく最高裁で決着となる事案なのだろうが、面白くなってきた。
NHKも威信をかけての必死の闘いを挑んでくるだろう。
「イラネッチケー」は、筑波大学システム情報工学研究科の掛谷英紀准教授の研究室で開発したのだそうだ。
(狭庭の藪の中にいつの間にか
八重のキスゲが咲いていた、昨日)

Yahooニュースのデイリー新潮の記事からの引用部分の記号は“ ”

“――なぜ、そんな研究をしたのだろう。
掛谷:きっかけはNHKの国会中継でした。もう7~8年前になりますが、辻元清美議員(当時・民主党)と中山成彬議員(当時・日本維新の会)が、従軍慰安婦について質問をしました。いずれも誰かがYouTubeにアップロードしたんですが、なぜかNHKは中山議員の質問だけを削除要請したんです。
――13年3月8日の衆議院予算委員会でのことだ。慰安婦問題に対して、先に質問に立ったのは辻元代議士で、「(慰安婦関連の資料に)ただ単に強制するという文字がなかったというだけで、果たして(強制はなかったという)その論理は成り立つのか」という旧日本軍の強制ありきの主張だった。
一方の中山代議士は、「(当時の朝鮮は)警察、ナンバーツーの警部と高等刑事も朝鮮人が務めていた。これらの体制で、官憲の強制連行というのは考えられないんじゃないですかね」と、強制はなかったとする反対の主張だった。そこでNHKは、従軍慰安婦に強制はなかったとする主張のみを削除要請したのだ。 “


13年3月8日の衆議院予算委員会に関するこの記事が事実ならば、政治的中立を守るべき公共放送の役目をNHKは果たしていないことになる。

(何年か前に種を貰ったので蒔いていて)

“――どんな加工をしたのだろうか。 
掛谷:外からは触れぬよう、テレビの中に入れ込みました。そしてアクリル板とアルミ箔を重ねた板で、テレビのチューナーと「イラネッチケー」を覆う枠を作り、その中にエポキシ樹脂を流し込んで固めました。電波を遮蔽するために樹脂の間にはアルミ箔を重ね、その上からさらに樹脂で固めました。例え外そうとしても、テレビが壊れるように加工したわけです。 
――ガッチガチである。 
掛谷:でも、何とかNHKを映すことができないものか、彼らは実験するんですよ。同じ型のテレビと、「イラネッチケー」を購入して、同じような加工をして……。
――NHKはそこまでやるんですか? 
掛谷:そうです。そして、NHK側が我々のマネをして作ったテレビでは、同軸ケーブルをチューナーに近づけると映ると主張しました。ただし、先ほど申し上げた通り、我々はかなり厳しく電波の遮蔽加工もしましたから、同じ実験をしても我々のテレビでは、NHKは映らなかったんです。“

(藪の中にこんなきれいな花が咲くとはね~)

詳しく知りたい方は当該記事を読んでください。

こういう人がいるから、世の中、退屈しなくていいし、おもしろいんですよね。
「イラネッチケー」ってネーミング、ステキです。

我々は、どうあがいたって、物事の全容を知ることはできないとしても、
一体どのくらいの事実を知ることが
できている(できてきた)のだろうか。


*他の方のブログで分かったのですが、
「八重のキスゲ」は「ヤブカンゾウ」という名前のようです。
コメント (4)