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続・知青の丘

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7/16の夏井いつき氏イベント・九州初の俳句対局IN熊本

2017-07-17 19:15:13 | 俳句
「俳句対局」の選手は、次の4名
加藤いろは
坂本真二
青島玄武
松井紀美恵

第1試合め
加藤いろは VS 松井紀美恵
詳しい戦果は松山市のHPでいづれ報告されるそうですから
ここでは、第1戦めがどのように行われたのかを少し。
<>の点数は10点満点でのわたくしが入れた点数

「独身の鬚を生やして夏(げ)に籠る  漱石」
から始まりました。

ルールは、これを受けて作句する次の人(先攻)は
・季語(ここでは夏籠り)をとりこんではいけない
・独立語または季語にない漢字を入れ込んで句を作る
持ち時間は、一人6分(その間に3句ずつ作る)
この「俳句対局」は松山発だから松山発ルールです!

ということで、いろはさんは「鬚」を取り込んだんですね。
先攻の第1句目
子規の鬚漱石の鬚冬あたたか   いろは  <7点>

後攻の第1句目
冬帽子黙ったままの君が好き   紀美恵  <6>
    (いろはさんが使った季語の「冬」を使ったので、後で減点されることに)
    私が6点にしたのは、「~が好き」という書き方。安易であると思う。
     しかし、この短い時間の作句なのだから仕方ないと言えばしかたないことなのだ。

夢殿に子供のこゑやうららけし  いろは  <7>

晩夏光子供はいつも残酷で    紀美恵  <7>

着ぶくれていつも無口の夫であり  いろは <6>

角砂糖二つの夫や桜桃忌     紀美恵    <8点>

ほかの審査員の点数と減点などを総合して
いろはさんの勝ち、となりました。

こんな感じで、次は坂本さんと青島さんの対局、
青島さんが勝ち、いろはさんと決勝戦!

結果、21点対21点で同点だったのですが、
持ち時間をほんの少し多く残していた、いろはさんの勝ちとなりました。

11月に松山市で行われる決選大会へ。
いろはさんは、東京代表と奈良代表、松山代表の方々と戦うことになりました。

皆さん素晴らしかった。
お世辞でもなんでもなく、自分が選手でなくてよかった
と心底思いました。

480名に見つめられるなか、集中して短い時間での即吟
しかも、句のレベルの高さ、
敬意を表します。
お疲れ様でした。

今朝の熊日新聞には、いろはさんの名前しか出ていなくて、
他の健闘した選手の方々も名前を出して讃えてほしかったナ。

いつき氏は、今年還暦だそうです。






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