G's HOME日記

群馬の田舎から情報発信!

『人にいえない仕事はなぜ儲かるのか?』(門倉 貴史)

2009-04-04 15:40:06 | 読書日記
 野球選手はなぜ個人会社をつくるのか
 長者番付に載る人、載らない人
 地下ビジネスの担い手たち

 現行制度の抜け道をつかい儲けている人。
 さらには、制度を破って儲けている人。
 世の中にはこういった人たちがたくさんいる。
 そして、著者はそういった世の中のアングラマネーを地下に潜ったままにせず、表の世界に引き出すための、制度、特に税制のあるべき姿を述べています。

 政府が財政再建にあせるあまり、やみくもに国民の税負担を重くしていけば、「地下ビジネス」が拡大していく恐れがある。

 高い水準にある所得税率をさらに上げるような愚策を避けて、まずは課税ベースの拡大に努めるべきだ。所得お捕捉率に不公平があって、サラリーマンの所得はほぼ100%補足されるのに、自営業者や農業従事者は低い捕捉率に留まっている。

 著者の提案する「支出税」には賛否両論あるでしょうが、税は本来公平であるべきで、「取れるところから取ろう」といった現在の制度内では、不公平感ばかりが高まり、やはり何らかの制度変更が必要な時期なのかもしれません。

『パワープレイ 気づかれずに相手を操る悪魔の心理術』

2009-04-04 15:28:01 | 読書日記
 この作品では、人間関係における心理戦を制するための実践的な戦略をパワープレイと呼んでいる。

・半そでシャツを着るとパワー戦で負けてしまう。
・時間を奪う
・ホームグランドに相手を引き込め
・質問攻めで上位に立つ
・モノを落として発言権を奪い返す

 アメリカではパワープレイという言葉が一般的に広く知られているらしい。コミュニケーションも技術が必要で、戦略的に望むことで、自分の意向に沿う結果が得られるということ。

 具体的には様々なテクニックがあるのでしょうが、その時々・場面に応じて対応できるよう、引き出しを多く持っておくこと。そして、コミュニケーションも戦略が必要であるということを意識すること。これが、特にビジネスの場では有効である。