四季の書斎 世界は破滅に向かっている。

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狼を育てる女性から産まれた子供はどうなったのか?

2010年01月20日 16時05分36秒 | 社会問題
どこの国でも今ではオオカミは絶滅種に指定されています。
我が国では立派な日本オオカミが山岳地帯へ行けば必ず月夜の晩には遠吠えが聞こえるほどいたものです。

私のこどもの頃にはまだ田舎の山里からも満月の登る山の頂にオオカミの鳴き声がこだましておりました。

オオカミは漢字で狼と書きますが、私たちの村では大神と現していました。
山の神のように大事にしていたのです。

ところが安全第一主義のため、多少でも人間に害を及ぼす動物はするという考えから、山に住むオオカミまで残らず鉛の弾を撃ち込み殺してしまいました。

山の頂に満月がさしかかってもオオカミの遠吠えは聞こえることはありません。
さらに寂しくなったような気がします。

あれから何十年経った事でしょうか?
北の国のあるところで、絶滅したと考えられていたオオカミの生き残りがいたと言うことで、私は調査隊として参加することになりました。

大学は獣医科を出てそのまま大学院の研究室で仕事をするようになっていました。

貴重なオオカミの発見の場合は種を増やすために場合によっては、犬と掛け合わせてでも増殖させて行くという考えを持っていました。

山を健全化させるためにもオオカミは必要な動物だったのです。
熊の住めない山は山自体が衰えて森が持続できないまでになり、山そのものが崩れていきます。

オオカミもそれと同じことが起こってしまうのです。


私たちは北の国へ行き、慥かに生き残ったオオカミを認めることができました。
この生き残りを増やして世界中から消えてしまったオオカミを至る所に戻さなければなりません。

幸い生まれたてや、生まれてからそれほど日にちの経っていない子オオカミが12匹もいることを確認することが出来ました。クローンで増やす手もありますが、その前にこのオオカミを成長させることに決まりました。


子供が生まれてくる。赤ん坊が生まれてくる。
その赤ん坊はすでに何をやるかどういう人生をたどるかは、はたして決まっているのであろうか?

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