四季の書斎 世界は破滅に向かっている。

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色彩感覚の鈍い畫家はアグリアスという蝶を描くとよい。

2011年07月13日 02時35分13秒 | 日毎起こること
色彩感覚の弱い画家は、残念ながら画家の素質がない。
絵描きという商売人はなることができるだろうが、大家の仲間に入ることはできない。

いや、絵としてみることも難しいだろう。

知り合いの画家がやはりこの色彩感覚がない。
そもそも色彩とは独自な思想であり、思想がないと色彩は生まれない。

この間見た、フェルメールの『地理学者』のテーブルから垂れ下がっている布があたかもアグリアスの蝶を見るような美しさを感じた。

天才はここまでの色調を表すことができるのである。

それでは逆にアグリアスの色調を描くことが出来れば、少なくとも色彩の謎に近づき得るのではないだろうか。

天然の自然の中には神秘に色彩が無限に含まれている。これを害してはいけない。
現代人は自然にとってはまさに害なのである。

自然の逆襲によって苦しむであろう。


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