「趣味の山歩き ますます深くなる近くの山域 」(C)趣深山since2002
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趣深山ブログ
令和3年1月16日 三嶺(1893) 西熊山(1816) 天狗塚(1812)
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令和3年1月16日 三嶺(1893) 西熊山(1816) 天狗塚(1812)
【日時】 2021 令和3年1月16日
【天候】 曇 雨 雪 晴
【コース】 菅生 三嶺(1893) 西熊山(1816) 天狗塚(1812) 菅生
【記録】
いやしの温泉郷 発 3:03-- 林用作業小屋跡 4:39 --- 1791m標高点 6:52 --- 菅生下山口標識 7:38 --- 三嶺 (7:57-8:19) --- 西熊山 (9:50-10:02) --- お亀岩 10:29 --- 天狗峠綱附森分岐 11:25 --- 天狗峠西山林道分岐 11:35 --- 天狗塚山頂 (11:58-12:16) --- 牛の背 引き返し 12:44 --- 天狗塚山頂 (13:11-13:14) --- 天狗峠西山林道分岐 13:36 --- 西山林道天狗峠登山口 14:54 --- いやしの温泉郷 着 16:58
【山頂】
未明の いやしの温泉郷を出発、前週に比べ 雪は 少なくなって 締まってきている。トレースあり。
曇り空で 気温が高く そのうち小雨も降る。上の方は ガス 小雨。
■三嶺 8:07 「プラス0.8度 南西4-5m ガス 視界なし。」(累計登頂回数 687回)
雪が締まってきているので 縦走路に向かう。
西熊山 への登りは 稜線直登ルートをとる。
西熊山南面 全層雪崩 崩壊箇所 多数。
稜線上の南側にも 大きなグライドクラック 多数あり。
■西熊山 9:57 「プラス1.0度 西7-8m ガス 視界なし。」(累計登頂回数 568回)
■お亀岩避難小屋は ガスの中 稜線から見る限り 稜線からの 雪崩は おきてなく 小屋は無事。
過去の 大雪のときは 小屋の北側斜面から 雪崩が発生。ギリギリ セーフだったこともある。
■お亀岩~天狗峠の 登りの雪庇発達地帯は 南側に崩壊したり 崩れかけの箇所が 多かった。
通りかかると 近くで 小規模 雪庇崩壊を2回 目撃。
1月2日矢筈山で雪庇崩壊で 痛い目にあっているので 慎重に ルート選定。
■天狗峠で やっと ガスが切れて 天狗塚が見えてきた。
天狗峠 東面は 上部に大きなグライドクラックあり。
天狗峠 南面には 雪崩デブリ痕 あり。かなり下まで流れていた。
■天狗塚 12:11「プラス3.0度 南西4m 曇り。ガスがとれて 牛の背 天狗峠 綱附森 土佐矢筈山 見える。」 (累計登頂回数 653回)
■天候が回復したので 時間的に 厳しいかなと 思いつつも、一応 牛の背に向かうが やはり 雪が多く 一向に 進まない。
池の先で 振り向いて 天狗塚の写真を とったところで 天候が急速に悪化。ガスに覆われて 雪までふりだす。
天地境界が見分けがつかない いわゆるホワイトアウト。
アプリのはいった スマホ3台、ガーミン1台。コンパス2台。地図多数 所持しているものの このまま 足元の勾配しか 地形情報が得られないまま 牛の背三角点まで 五里霧中のラッセルしていたら とても時間が かかりすぎると 判断。
■牛の背三角点は 断念、天狗峠へ 元きた とおりに 引き返す。
幸い 天狗塚から 牛の背側の 下りも きれいにステップをつけて 降りてきているので 捲道を新たに 深雪ラッセルするより トレース通り登り返したほうが 絶対 早いし 楽だ。
■尻セードしない のが 私の流儀。
雪山は 本当に わからないことが多い。
自分では大丈夫と判断した 雪面が崩れることもあるかもしれない。
足元しっかり一歩ずつ 歩んでいれば 転滑落など 万が一のとき トッサに 多少とも 自ら 対応できるかもしれないが、
でも 雪崩には 無力かもしれない。
尻セードでは どんな緊急的な場面で 自ら コントロールできる 可能性が低くなる。
もとより アウターウエアに使用されているゴアテックスなどは 高価。
もし尻セードにて 木の枝や 石 岩角などで 傷つけたら 経済的にも 痛いことだ。
かりに ヒップソリ使っても ゴアテックス損傷の可能性は 同様に ある。
今回のような 予定外の 引き返しのときも スッテップをきれいに残したトレースだと 引き返しも 楽。
初夏の高山雪渓でのコントロールできる範囲内の 少しのグリセードは あっても 雪山での 尻セードは しないのが 昔からの 私の流儀です。
■林道におりて 歩いているうちに 天候は回復。
帰路の国道439号線 から見上げると 天狗塚が きれいに見えていた。
■この日 山中で であった登山者は、
天狗峠~天狗塚 2名。
計2名。
天狗塚登山口 駐車車両 0台。
2021 令和3年1月16日現在
累計山行日数 1918日(内 四国 1528日)
【動画】
https://youtu.be/SzcMZZJ-JhM
【写真】
flickr
https://www.flickr.com/photos/shumiyama/albums/72157717921070508
ヤマレコ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2866086.html
YAMAP
https://yamap.com/activities/9472305
【APRS】
2021年1月16日 APRS(Automatic Packet Reporting System)
APRSは 山中の登山者の現在位置を リアルタイムで 地上側で パソコン・スマホのグーグルマップ上にて閲覧でき、山岳遭難対策には きわめて 有効なシステムです。
ただしアマチュア無線家の皆様によって運営されていて アマチュア無線従事者の資格と アマチュア無線局の開局免許が必要となります。
今回も アマチュア無線位置情報システムAPRSネットワークを しっかり使わせていただきまして、多くのアマチュア無線家のみなさんには 大変お世話になり ありがとうございました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/65/b0db079e68f8b69ba5ac0433cc20c64a.jpg)
「 JJ5MDM-7 」 アマチュア無線の電波
http://aprs.fi/#!call=a%2FJJ5MDM-7&timerange=86400&tail=86400
アマチュア無線の電波をつかうJJ5MDM-7
今回 2台とも順調。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/35/4a3448ccf3289db642d7a865ed89578f.jpg)
「 JJ5MDM-5 」携帯電話網ネット接続環境からスマホアプリ「APRSdroid」使用。
http://aprs.fi/#!call=a%2FJJ5MDM-5&timerange=86400&tail=86400
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/f4/755274e82fc5ac1160c95257715155bd.jpg)
「 JJ5MDM-7 」と「 JJ5MDM-5 」を 同時に表示
http://aprs.fi/#!mt=roadmap&z=11&call=a%2FJJ5MDM-7%2Ca%2FJJ5MDM-5&timerange=86400&tail=86400/
-----------------------------------------------------------
【気象】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/4a/eeb06958cb973e9453e3bfc69b413130.jpg)
令和3年1月16日 午前9時 地上天気図
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/89/82b73011536531d5852e71ad35ed9b65.jpg)
令和3年1月16日 午前9時 500,300hPa高層天気図
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/15/f12a06cbb706291eee7b32fd70efa85a.jpg)
令和3年1月16日 午前9時 850,700hPa高層天気図
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/33/a4b9b8871bea2b99a6fdb11ddb0769e2.gif)
令和3年1月16日 レーダーアメダス合成値(気象庁発表)過去24時間降水量変化:動画
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/06/2dc8614a26ac715373e7662bd8f2b25a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/48/eb9ec759cde4b2d591e555d7180d5071.jpg)
短期予報解説資料
趣深山shumiyama.com 2021年1月16日 趣深山Jimdo 2021年1月16日 2021年1月16日 fc2 2021年1月16日 xdomain 趣深山ブログ goo 2021年1月16日 趣深山ブログ fc2 2021年1月16日
【日時】 2021 令和3年1月16日
【天候】 曇 雨 雪 晴
【コース】 菅生 三嶺(1893) 西熊山(1816) 天狗塚(1812) 菅生
【記録】
いやしの温泉郷 発 3:03-- 林用作業小屋跡 4:39 --- 1791m標高点 6:52 --- 菅生下山口標識 7:38 --- 三嶺 (7:57-8:19) --- 西熊山 (9:50-10:02) --- お亀岩 10:29 --- 天狗峠綱附森分岐 11:25 --- 天狗峠西山林道分岐 11:35 --- 天狗塚山頂 (11:58-12:16) --- 牛の背 引き返し 12:44 --- 天狗塚山頂 (13:11-13:14) --- 天狗峠西山林道分岐 13:36 --- 西山林道天狗峠登山口 14:54 --- いやしの温泉郷 着 16:58
【山頂】
未明の いやしの温泉郷を出発、前週に比べ 雪は 少なくなって 締まってきている。トレースあり。
曇り空で 気温が高く そのうち小雨も降る。上の方は ガス 小雨。
■三嶺 8:07 「プラス0.8度 南西4-5m ガス 視界なし。」(累計登頂回数 687回)
雪が締まってきているので 縦走路に向かう。
西熊山 への登りは 稜線直登ルートをとる。
西熊山南面 全層雪崩 崩壊箇所 多数。
稜線上の南側にも 大きなグライドクラック 多数あり。
■西熊山 9:57 「プラス1.0度 西7-8m ガス 視界なし。」(累計登頂回数 568回)
■お亀岩避難小屋は ガスの中 稜線から見る限り 稜線からの 雪崩は おきてなく 小屋は無事。
過去の 大雪のときは 小屋の北側斜面から 雪崩が発生。ギリギリ セーフだったこともある。
■お亀岩~天狗峠の 登りの雪庇発達地帯は 南側に崩壊したり 崩れかけの箇所が 多かった。
通りかかると 近くで 小規模 雪庇崩壊を2回 目撃。
1月2日矢筈山で雪庇崩壊で 痛い目にあっているので 慎重に ルート選定。
■天狗峠で やっと ガスが切れて 天狗塚が見えてきた。
天狗峠 東面は 上部に大きなグライドクラックあり。
天狗峠 南面には 雪崩デブリ痕 あり。かなり下まで流れていた。
■天狗塚 12:11「プラス3.0度 南西4m 曇り。ガスがとれて 牛の背 天狗峠 綱附森 土佐矢筈山 見える。」 (累計登頂回数 653回)
■天候が回復したので 時間的に 厳しいかなと 思いつつも、一応 牛の背に向かうが やはり 雪が多く 一向に 進まない。
池の先で 振り向いて 天狗塚の写真を とったところで 天候が急速に悪化。ガスに覆われて 雪までふりだす。
天地境界が見分けがつかない いわゆるホワイトアウト。
アプリのはいった スマホ3台、ガーミン1台。コンパス2台。地図多数 所持しているものの このまま 足元の勾配しか 地形情報が得られないまま 牛の背三角点まで 五里霧中のラッセルしていたら とても時間が かかりすぎると 判断。
■牛の背三角点は 断念、天狗峠へ 元きた とおりに 引き返す。
幸い 天狗塚から 牛の背側の 下りも きれいにステップをつけて 降りてきているので 捲道を新たに 深雪ラッセルするより トレース通り登り返したほうが 絶対 早いし 楽だ。
■尻セードしない のが 私の流儀。
雪山は 本当に わからないことが多い。
自分では大丈夫と判断した 雪面が崩れることもあるかもしれない。
足元しっかり一歩ずつ 歩んでいれば 転滑落など 万が一のとき トッサに 多少とも 自ら 対応できるかもしれないが、
でも 雪崩には 無力かもしれない。
尻セードでは どんな緊急的な場面で 自ら コントロールできる 可能性が低くなる。
もとより アウターウエアに使用されているゴアテックスなどは 高価。
もし尻セードにて 木の枝や 石 岩角などで 傷つけたら 経済的にも 痛いことだ。
かりに ヒップソリ使っても ゴアテックス損傷の可能性は 同様に ある。
今回のような 予定外の 引き返しのときも スッテップをきれいに残したトレースだと 引き返しも 楽。
初夏の高山雪渓でのコントロールできる範囲内の 少しのグリセードは あっても 雪山での 尻セードは しないのが 昔からの 私の流儀です。
■林道におりて 歩いているうちに 天候は回復。
帰路の国道439号線 から見上げると 天狗塚が きれいに見えていた。
■この日 山中で であった登山者は、
天狗峠~天狗塚 2名。
計2名。
天狗塚登山口 駐車車両 0台。
2021 令和3年1月16日現在
累計山行日数 1918日(内 四国 1528日)
【動画】
https://youtu.be/SzcMZZJ-JhM
【写真】
flickr
https://www.flickr.com/photos/shumiyama/albums/72157717921070508
ヤマレコ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2866086.html
YAMAP
https://yamap.com/activities/9472305
【APRS】
2021年1月16日 APRS(Automatic Packet Reporting System)
APRSは 山中の登山者の現在位置を リアルタイムで 地上側で パソコン・スマホのグーグルマップ上にて閲覧でき、山岳遭難対策には きわめて 有効なシステムです。
ただしアマチュア無線家の皆様によって運営されていて アマチュア無線従事者の資格と アマチュア無線局の開局免許が必要となります。
今回も アマチュア無線位置情報システムAPRSネットワークを しっかり使わせていただきまして、多くのアマチュア無線家のみなさんには 大変お世話になり ありがとうございました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/65/b0db079e68f8b69ba5ac0433cc20c64a.jpg)
「 JJ5MDM-7 」 アマチュア無線の電波
http://aprs.fi/#!call=a%2FJJ5MDM-7&timerange=86400&tail=86400
アマチュア無線の電波をつかうJJ5MDM-7
今回 2台とも順調。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/35/4a3448ccf3289db642d7a865ed89578f.jpg)
「 JJ5MDM-5 」携帯電話網ネット接続環境からスマホアプリ「APRSdroid」使用。
http://aprs.fi/#!call=a%2FJJ5MDM-5&timerange=86400&tail=86400
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「 JJ5MDM-7 」と「 JJ5MDM-5 」を 同時に表示
http://aprs.fi/#!mt=roadmap&z=11&call=a%2FJJ5MDM-7%2Ca%2FJJ5MDM-5&timerange=86400&tail=86400/
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【気象】
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令和3年1月16日 午前9時 地上天気図
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/89/82b73011536531d5852e71ad35ed9b65.jpg)
令和3年1月16日 午前9時 500,300hPa高層天気図
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令和3年1月16日 午前9時 850,700hPa高層天気図
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令和3年1月16日 レーダーアメダス合成値(気象庁発表)過去24時間降水量変化:動画
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短期予報解説資料
- 2020年 安全登山方針
- アマチュア無線APRSにて登山中の現在位置公開 JJ5MDM
- http://aprs.fi/#!call=a%2FJJ5MDM-7&timerange=86400&tail=86400
- http://aprs.fi/#!call=a%2FJJ5MDM-5&timerange=86400&tail=86400
- https://aprs.fi/#!mt=roadmap&z=11&call=a%2FJJ5MDM-7%2Ca%2FJJ5MDM-5&timerange=86400&tail=86400/
- 電子登山届「コンパス」にて登山届提出 http://www.mt-compass.com/index.php
- 山中では常時「ヒトココ」携帯、「ココヘリ」加入 http://www.authjapan.com/
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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私達は同日韮生越えに入って西熊稜線を眺め
同じく西熊南面の雪崩跡を3カ所確認いたしました。
この週末今年3回目の寒波が訪れ
しばし温度が高くなるそうですが
節は大寒に入り寒波の訪れは終わるとも思えず
今後今の積雪が弱層となってさらに雪が降れば
雪崩リスクは高まるとだろう考えています。
私も人間の都合など関係ない
完全中立の自然の顔色伺いながら
慎重にこの久しぶりの積雪量の観察を
続けたいと思っています。
おはようございます
> 同じく西熊南面の雪崩跡を3カ所確認いたしました。
寒波から一転して、雨が降ったり 春が近づいたような 天候。
雪がしまってきて 雪の上を 歩けるようになりましたが
春先のような 気温が高く 雪質は 腐り気味の 湿雪重雪で
ビショビショでした。
> 雪崩リスクは高まるとだろう考えています。
雪が降っても 一気に とけて 雪崩れるなど
四国の雪山は 本当に 変化が激しいですね。
雪崩 雪庇崩壊 など起きやすいようで
「 自然の顔色伺い」ながら
最大限の 注意が必要ですね。
貴重な コメント ありがとうございました。