徒歩旅行、世界一周、3万4千キロ

過去の世界徒歩旅行の記録を紹介

10、ニュージーランドを歩く-73

2010-07-19 07:47:38 | 日記
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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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10、ニュージーランドを歩く-73

・日記 63

5月3日 (火曜日)  曇り  62日目

 あまり悪くない天気であるが、たまに雨が降る。この国独特の天気である。

 ユースホステルに泊まったので、朝は遅く9時に出発。今日はゆっくり歩く。楽しく歩く。
ラジオを聴きながら歩く。久しぶりに歌も歌いながら歩く。
歌を歌うときは砂漠や山奥のように周りに人がいない時が良い。
この辺もあまりに人がいないのでやっと歌を歌う気になる。
このところ日が暮れるのが早くなってきたのに、毎日55km歩いていたから、上のようなことをする暇がなかったのである。

 そのラジオで思い出した。ジャズのような曲を聴いていたら、楽しくなり歩くのが楽になる。
この国に来たのだからマオリ人の歌を聞きたいし、踊りも見たい。
マオリの歌はこの間 Whangareiのマオリ人が集まる飲み屋で皆が歌っていた。
それはもちろんマオリ語であった。なかなか良い物であったのだがもう一度聞きたいものだ。

 国道1号線を歩き終わり、南から Cape Reinga(レアンガ岬)までの道はもう一本しかない。
だから、歩いて旅行している人は皆がこの道を通るそうで、土地の人は良く見かけるそうだ。
この土地の人は俺を見て興味を持つ人とそうでない人とは極端だ。
関心のある人はすぐに近づいて来て話しかけて来る。

 今日は食糧を買いすぎたようだ。
それはこの後の3日間はあまり食糧が手に入らないと思ったからである。
しかし、食糧を買った後もグロサリーストアーは沢山あるのである。考えが浅かったかもしれない。

 この辺ではコオロギを多く見かける。道路の上にも非常に多く、異常発生したかのようである。
このコオロギはどの方向に飛ぶか分からないので、歩いているときにたまに踏んづけてしまう。
まったく始末に悪い虫である。
俺はなるべく生きたものを殺したくないと思っているのに、それもこの虫のために出来ない。

 今日は暗くなる前のに早くテントを張ることが出来た。
だから、ローソクを点けずにこの日記を書くことが出来る。

テントを村の役場の軒下で張る。

出費 N$9.10




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