徒歩旅行、世界一周、3万4千キロ

過去の世界徒歩旅行の記録を紹介

10、ニュージーランドを歩く-74

2010-07-20 07:46:28 | 日記
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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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10、ニュージーランドを歩く-74

・日記 64

5月4日 (水曜日)  晴れのち曇り  63日目

 昨夜、小さな村のHall の屋根の下でテントを張った。
その後、ご飯を食べ、日記を書き終わって、もう寝ようとした時であった。
このホールを使いに多くの人たちがやって来た。
彼らはバトミントンや卓球をしに来たようだ。
彼らがその内、テントを見つけて話しかけてくるかと思っていたが、最後までそれはなかった。
彼らがホールにいた時間は7:30から10:30ぐらいまでだと思う。
俺は彼らがホールでドタバタしている間、テントの中でウトウトしていたので、はっきり分からなった。
彼らはここが公的な場所なので、テントがあってもおかしくないとでも思ったのであろうか?
それにしても人が見つけたら何と話そうかと考えていたのであるが、それがないので 肩透かしをあったような気がした。

 さて歩きのほうだが今日も十分な時間があり、楽しく歩くことが出来る。
昼過ぎからは曇ってあまり良い天気ではないが、それでも雨が降らずゆっくり歩ける。
道路が舗装されてないところからは家々が少なくなり本当に静かになる。
歩いていてこれほど嬉しいことはない。車が多いと止まった車の人と話をしなければならないので、面倒くさいものである。

この辺は小さな丘が多くその丘の上に行くと回り一面がよく見える。ここはまだ牧場が多い。
今日の歩き終わる30分前の所でのことである。
道路に羊と牛を放している農家があり、俺が歩くと俺と同じ方向にその羊と牛が動いて行くのである。
そこには その家畜をコントロールする農家の人がいないので、羊と牛は俺と一緒に大移動である。
羊はまだ小さいので動いてしまっても、また呼び寄せることが出来るだろう。
がしかし、牛は2~3kmも動いてしまい、この牛を元の位置に戻すのは大変ではないだろうか。

 今日は小さなブッシュの中でテントを張る。
この旅も明日で最後であるので、テントもこのニュージーランドでは今日が最後である。
このテントはアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドと長い間使い、もう限界に来ている。
そのテントを張った日数でも240日間ぐらいは使っているであろう。
この後、シンガポールからは他のテントを持って行きたいものだ。
このテントは大事に日本に送り返したい。
そしてこれは自分の体の一部だったようなテントだから、また少し修理をして使いたいものだ。
このテントにご苦労さんと言いたい。

今晩、雨よ!降らないでくれ!

出費 N$0.00




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