徒歩旅行、世界一周、3万4千キロ

過去の世界徒歩旅行の記録を紹介

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(バングラデシュを歩くまで)-112

2010-12-10 05:45:22 | 世界徒歩旅行記

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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(バングラデシュを歩くまで)-112

5)バングラデシュを歩くまで

日記から-2

1984年2月4日 (土曜日) うす曇

 この国では土曜日は全面的に公営のものが休みである。だから今日は休みだ。
金曜日は半日休みの所と一日休みの所がある。即ち、金曜日が我々の土曜日と同じ感覚である。

 今日はホテルを替わろうと昨日泊まったホテルはチェックアウトする。
それでいろいろな所を当たる。YMCAは75タカと高い。隣のホテルは30タカだが、部屋にシャワーとトイレがある。
だから、今日は隣のホテルに泊まることに決める。

この他に今日した仕事はツーリストインフォメーションに行き、この国のいろいろな情報を聞いた。
それでも、まだまだ情報が不足している。何しろ、言葉が今までと違うので、また初めから言葉を覚えなければならないからである。
とにかく、新しいスタートである。

 ホテルの周りを歩いていると人々が俺の顔を知っている様に「日本人」という言葉を話しているのが分かる。
その他、この国の言葉で「ドンノウァ」というのが「ありがとう」という言葉が分かる程度である。
ガイドブックを持たない俺にとっては今が一番、何も分からないし、人種や環境が前と変わりキツイ時である。
例えば、この国の人は外見が見るからに信用が出来ないように思え、何時も物を買う時、騙されて余分に取られているような気がする。

早く、ネパール、インドのビザを取りこの国の首都であるこのダッカを出たい。
それは田舎であるならば何処の国も人々が純粋だと思うからである。

 この国の空港で俺が着いた時に会い、ヒツコクホテルの紹介をしていた男が、今日替わったそのホテルのロビーで見かける。
その男がまたやけに親切に俺に近づいて来て、田舎にも連れて行ってくれるし、言葉も教えてあげるというのである。
何処まで信用していいのだろうか?

出費 52.50タカ

 



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