12、シンガポールからヨーロッパまで歩く（パキスタン）-338

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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く（パキスタン）-338

12）パキスタンを歩く

日記から－35

11月12日（月曜日）　晴れ

　今日は一日中薄い雲が出ていて少し蒸し暑いように思う。
それでもやはりこの辺は乾燥している。
ところで、今までの砂漠には小さな石ころがあったのが、この辺から完全なパウダーサンドの砂漠へと代わって来た。
道路の上を本当に細かい砂が風により横切る。
そう言えば、アメリカを冬にかけて横断した時はあまりにも寒く、降った白い雪が道路の上を横切ったことを思い出す。
あの時は凍るほど寒かった。その時は色がキナコ色の砂ではなく白い雪であった。

 
パウダーの砂に代わってきた。道がどこだか分からない。

 
周りに何もない砂漠の真っ只中にある井戸

　そのパウダーサンドの周りに何もない砂漠の真っ只中にポツンと井戸があった。
それはレンガを作るために作った井戸のようでもある？
その井戸の窪んだ中で今日は裸になり体を洗った。水浴びは久しぶりで気持ちが良かった。
たぶん、7日間ぶりの水浴びであろう。誰も廻りに人がいないので、裸でも気にならなく気分が良い。

　今日一日、食堂（ここでもHotelと言う。）というか食べ物を食べさせてくれる所はないと思っていたのに１つあった。
その他、井戸もあったので結構十分水を手に入れることが出来た。
今日は十分水を持っているので、この調子だと明日は井戸がなくても大丈夫なようにも思う。

　今日は砂の低い丘と丘との間でテントを張る。

出費　4.00パ　ルピー