徒歩旅行、世界一周、3万4千キロ

過去の世界徒歩旅行の記録を紹介

12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(再インド)-226

2011-04-13 07:34:27 | 世界徒歩旅行記

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日本をはじめアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドそしてシンガポールからヨーロッパのポルトガルまで歩いた旅行記です。
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12、シンガポールからヨーロッパまで歩く(再インド)-226

9)再びインドを歩く

日記から-8

6月16日 (土曜日) 曇り、雨

 朝から風があり、雲が少しある。だから、暑さが少しは遮られ助かる。
足の付け根のリンパ腺は足の裏の靴擦れが膿んだことからきていて、もうこれ以上腫れようがないくらい膨れている。
それに体はまだまともに動かない。3kmぐらいがやっと一度に歩ける程度である。
ほんのこの間までは1日60km歩いていたとは今の俺では信じられない。本当に体が動かないのである。
それに今日はまた、下痢である。どうにかしてほしい。良いところがない。

 一つ悪いところが出ると同時にいろいろな所が悪くなる。
足でも1つの靴擦れが出来るとその痛みをカバーしようと歩きが不自然になり他の靴擦れを起こしたり、他の筋肉に無理をしたりする。
これは足だけに限らず、体全体についても言える。
また、運とか自然界の多くのものが一つリズムを崩すとその他のものに影響を与える。

 今日は本当に何とか、、、本当に何とかやっとバラナシに着くことが出来た。
このバラナシに着く前、9kmぐらいからリキシャ(三輪自転車のタクシー)の男が後から着いて来る。
そのリキシャの男がツーリストバンガローを教えてくれ、今日はそこで泊まることにする。
そこは今まで俺が泊まっていた所に比べ非常に高く45ルピーもする。
リキシャの男がヒツコクいるので、彼と夕食をして奢ってあげた。俺にしては珍しいことである。
それは最近インド人に話しかけられても無視していた償いのつもりである。

 夜、そのリキシャでバラナシの駅あたりを回る。
面白かったが彼の好きな所に行き、俺を待たせたりしていたので、俺を楽しませるという次元ではない。
俺はまだ体の調子が良くないので、寒気があり、彼を待っている間は眠たくもあった。
それでいて、その後にリキシャ代を20ルピーも請求するのである。これは高い。
このリキシャの彼は俺を友達にしたいと言うのであるが、不当に高いお金を取ろうとしている。
彼はまた日本の俺の住所を教えてくれと言うが、教えてやらないことにした。

出費 110.00ルピー