インプラントで死亡事故を起こした、東京の飯野先生が有罪になりました。
もちろん、私は飯野先生と知り合いではありません。
飯野先生は、本来、勉強も、実績もある先生だと思います。(本当です。)
ただ、医者、歯医者、真面目な患者の話を聞くと、だんだんと医療常識から、かなりはずれた治療をするようになってきてしまったようです。
……
まさに、金儲けの治療だったのでしょう…。
私はインプラントを勧めませんが、再三、繰り返してるように、
インプラントを全否定するものではありません。
ただ、【有罪】
というのは、相当のものだったのでしょう。
私は、(もちろん、大多数の良識ある人達も)
原則、【過失は罪ではない】と、信じ、思っています。
もちろん、酔っ払い運転、居眠り運転、無免許運転など、とんでもありません!
大罪です。
ただ、規則を守り運転してて、いきなり、車の前に飛び出してきたら、急ブレーキをかけても、
ぶつかります。
これは、弁護士、検事、裁判官、医者、患者等、真面目な人達の意見、実際の分析からの結論ですが、
医療訴訟の100件のうち、医者に否があるのは、
1件か2件です。
100件のうち2件、おかしな医者がいるのも充分こわいですが、
大多数の医療訴訟は、報じませんから、
とんでもない医者が報じられると、まるで、多くの医者が悪いように思われがちです。
医者の多くは、多くの医者は、患者さんの治療に全力を尽くしています。
患者さんの快復に努め、その全快を信じ、祈っているのです……。
誠意を尽くしているのです。本当です。
みんな、一生懸命ですよ!
だからこそ、あえて、断言します。
【過失は罪ではないのです。】
そりゃあ、命に関わることです。医療行為は重く、責任が伴うのは当然です。
人間、誰しも間違いはあるし、する。完璧などありえない!
と、簡単に言えるものではありません。
しかし、やはり、人間のすることです。
ミスはあります。
完璧ではありません。
何事も、100%はあり得ません…。
あまり、ミスだ、ミスだと攻められ、責められたりすると、…
「こうすれば、こうやれば、この手術をすれば、この治療を施せば、生きられる……。
でも、上手くいかなければ、死ぬ……。
だけど、このままでも、このままでは、間違いなく死ぬ!…死ぬのは時間の問題だ…。」 と、いう状況、ジレンマに陥り、迷った時、
「…いいや、何もせずにいる方が、いいや、無難だ。訴えられ、責められたらやだ…。」
と、【いい意味での思いきった治療】をしなくなります。
悪い意味で、【無難に…して…治療を逃げてしまいます。治療をしなくなってしまう】のです。
なかでも、 特に歯科は、歯を抜かなくても、残さなくても……。
抜いても死なないし、
うまく、インプラントにすれば儲かるし、
たいして、儲からなくても、義歯(取り外しの入れ歯)にすればいいや……(くどいようですが、インプラントは入れ歯の一環です。)
と、なってしまうのです。
俗に云うところの《やらずの大関。》です。
ストレスになるし面倒だ…何もしないでおこう…です。
だからこそ、
【原則、過失は罪ではないのです。】
医療行為に限らず、何事にも、過剰に攻めすぎない、…責めすぎないことだと思います。
其が、お互いの為…ひいては自分の為です。
キリストではありませんが、規則を破った者に多くの民が石をぶつけた時、
「…おまえたちの中で、罪をおかしたことはない、と、言い切れる者はいるのか!…この者に石をぶつけることができる資格のある者がいるのか?…!」
皆…石をぶつけるのをやめました。
まあ、
そんな中、インプラントで、【有罪になった】というのは、
飯野先生は、初心を忘れ、…
何時からか、初心を見失っていたのでしょう。
……。
お金、金儲けにも、目を眩ませていたのでしょう。
本来の 自分を亡くしていたのです。
金は、時にごくごく常識的判断を、時に、しばしば、簡単に狂わします。
「…えっ!あの人が……?」
殺人事件をも起こします…。…
ですよね?…。
世の中、毎日、古今東西、金の絡まない事件はありません。
《金(かね)は、宗教です。麻薬です。トリツカレルと自分を失います。》
自身、日々、自戒を込めて、反省です。
常に、 《初心忘るべからず》が、日々肝要です。
《歯科の初心は、
まず、歯が残るか、
抜かず、
残せるか……
なのです。》
で…その原点から、
歯を抜く、被せる。
充填する。
義歯、インプラント(インプラントは入れ歯の一環です。)と、進めるわけです。
なるべく、抜かず、もちろん、不必要に削らずに……。
ところで、
歌手の〈都はるみ〉=みやこはるみさんは、
もう20年以上前ですか、…二年、歌手活動をやめ、その間、
インプラントを相当、埋め込んだそうです。
確か、ラジオでも本人も言ってました。
相当の金もかけて。
「……取り外しの入れ歯(義歯)では歌えない、と…。」
私は、義歯でも歌えると思いますが、
それはともかく、
インプラントは、直接、骨に埋め込む分、顎関節を直撃します。
自分の歯は、優れた、それは優れた、精巧な【歯根膜】というクッション=感覚器があるので、顎関節を直撃しません。
これが肝要で、その考慮がないと、
顎関節は、腰と同様、体の関節の全ての関節を支配する、【要(かなめ)の関節】なのです。
体を支配する中心的な、要(かなめ)の関節なのです。
自分の歯、自分自身の歯には関節を直撃しない仕組みがあるのです。
【歯根膜】には、(人間には)【神の技】としか思えない、それこそ、人智の到底及ぶことのできない(まだ解明もされてない…理屈抜きの精巧な仕組みがあるのです。…!
都はるみは、インプラントを契機に、明らかにアクションも迫力もなくなりました。
体調をしばしば崩し、ずっと病気がちです。
年齢はまだ60代です。まだ充分若いです。
先日、復活コンサートをしましたが、元気なく、正直、全く声は出ていませんでした。
気管と喉を病んでたということでした。
あの声、あの関節の動きでは、耳(場合によっては目も)悪くなってるんじゃないかなあと、思われます…。
インプラントの丁寧な定期的なケア、噛み合わせのチェック。
そもそも、インプラントの噛み合わせはきちんとしてたのか?
ただ、いずれにしても、インプラントは顎関節を直撃しますからね。
《食い縛り》等、含めた、3~4ヶ月に1回の口腔のメンテナンス。
毎食後、1回、3分以上、の正しい歯ブラシ……等々…。
プロの歌手です。当然、していなければなりません。…!
酒飲んで、時に、憂さ晴らし。(いいよね、ストレス解消です。)
でも、歌手です。声が出なくて、体調がすぐれなければ、ストレスも何もありません。
憂さ晴らしどころか、気分が沈み、それこそ、憂鬱で精神も病みます。
私の最も尊敬してる作家、《坂口安吾=サカグチ アンゴ》ではありませんが……。
「…人間、精神、精神、…根性などと云うが……肉体をナメチャいけない…、肉体を軽くみないことだ。……肉体をバカにしちゃいけない…。」
です。
その通りです!
まさに、その通りなのです。
都はるみさん自身、そして、インプラントを施した歯科医師も…
彼女の声が出なくなった原因の1つにインプラントが関わっていたと思っていないのですかね?…?…!
多くいる真面目な歯科医師で、それなりの入れ歯、義歯、取り外しのものでも、作って、きちんと装着してれば、あの程度だったら歌えた思います。
インプラントにしないで、
取り外しの入れ歯でも、きちんとケア、メンテナンスしてれば、(少なくとも、今の都はるみさんを見ている限り)
もう少し声も出て、
第一、肺や喉も病むこともなく、
もっと動けて、
快便、快食、快眠だったような気がしてなりません。
私はインプラントを全否定するものではありません。
ただ、口の中は、肺炎菌はもちろん、ウイルス、バイ菌の宝庫です!文字どおり、入り口です。
……歯はまず、自身の歯を残しましょうよ!……。
抜く前に、考えてください。
私に限らず、
【ないしは、こんな私でも、診てもらおうかな、と、思ったら、】
どうか、抜く前、抜かれる前に来てください。
痛い人を明日来てくれとは言いませんが、…
お互いの都合、事情もあるでしょう…。
予約が、1週間、2週間先になるかもしれません。
それまでに、急な痛み、応急処置が必要な際は(私の名を言っても構いません。)
どうか、 身近なところで、仮に処置してもらってください…。
抜く前に、抜かれる前に………。
どうか、そうしてください。
再生医療はまだまだ先、遠い先の話です。
歯は抜いたら、もう、生えてきません。【はえてこないのです。】
もちろん、私でも抜くことはあります。
抜くのも、治療の一環です。(時に、他の歯を守る為にも…。)
至らないとこも、相性もあります。【相性は大切です。何より、その信頼関係にも。】
よく聞いて、全力、
誠意は尽くします…。
歯は抜いたら生えてきません。はえてこないのです………!
何事も人生、じっくり構えて、焦らないことです。
【初心不可忘】
………
ところで、もう1つ!
ねぇ、もうやめてくれませんか、週刊誌さん。
【不当に低い歯科の医療費の不当、理不尽なおかしさ、大多数の真面目な歯医者の報われていない矛盾している事実、現実その現状を、正確に真摯に報道しない】で、
インプラントを煽るのはやめませんか…。
インプラントの需要はアメリカでは減っているのです…。
インプラントの利点を報じるのは結構です。
【私も否定はしません。】
しかし、煽るのは、真面目な優れたインプラントの術者も喜ぶところではありません。
インプラントそのものの危うさを報じないで、【インプラントは自分の歯だ、と、報じるのは、煽るのは、もうやめましょうよ!】
…真面目な医者、歯医者は呆れてます。………!
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