大晦日の午後、私たちは空模様を気にしながら、福岡市内を抜けて八木山バイパスへと
向かっていました。
トンネルを抜けると一面の雪景色・・・・
あらら、とうとう吹雪いてきました。急がなければ・・・・
私たちの目的地は大分県宇佐市の宇佐神宮。初詣に行くのです。
なぜはるばる福岡からそんなところまで行くのかというと、
昨年秋に行ったときに、迷信も信じず、スピリチュアルなどにも関心のないくまが、
めずらしく、ここは「何かパワーを感じる」と言うので・・・という単純な?理由。
それでうさぎがパワーを感じるという熊本の阿蘇神社(いつも意見が分かれます)と
両方欲張って行くことになりました。
ようやく平地へ出て雪も止み、ここは豊前市の道の駅「豊前おこしかけ」。
途中の直売所はどこも大晦日ということで早じまいしていましたが、なんとか閉店前に滑り込み。
また、いつものように食べ物にありつけない場合のために備えて、パンと鯖寿司を買いました。
宇佐神宮の駐車場に着いたのは午後6時少し前。
駐車場はまだがらーんとしていましたが、暗くなってしまってはどこかへ遊びに行くということもできず
とりあえず夕食ができるところを探しました。
参道の食堂はみな閉まっていて他にお店は見当たりません。
道路の向こうに一軒だけ営業しているうどん屋さんがあったので行ってみます。
白く点々と見えるのは雪です。雪がチラついているのに月が出ています。
折しも元旦は、満月です。
以前にもお話ししたことがありますが、出かけるとしばしば食べ物にありつけないことがある
私たちですが、今日はなんとか大丈夫でした。年越しなので、お蕎麦のセットを食べました。
くまのは、おでん、うさぎのはちらし寿司がついています。
車の中で11時半まで仮眠した後、宇佐神宮へ出かけました。
参道はいつの間にかたくさんの屋台も店開きしていて賑わっていました。
大鳥居前の広場では焚火のまわりにすでにたくさんの人が集まっていました。
集まった人に一個ずつクラッカーが配られました。
カウントダウンが始まりました。・・・・5・4・3・2・1・パン、パン、パーーン
一斉にクラッカーが鳴らされ、「新年明けましておめでとうございます」の垂れ幕が降りてきました。
同時に、ジャーーンとドラがなって特設舞台で賑やかに御神楽が始まりました。
じっと座っていた舞い手たちが急に動き出してびっくりした正が吠えたので、くまは大慌て。
紅白の餅まきも始まりました。
くまは、正を連れているので、きっと拾えないだろうと思い、頑張ったうさぎ・・・
でもくまもけっこう拾っていて二人合わせて15個もありました。
正を連れていったいどうやって拾ったんでしょうか(笑)
こんなにあるならお雑煮のお餅は買わなくてもよかったくらい♪
(餅まきのお餅をたくさん取るコツは上より下を見ていることですよ~)
境内は、若い人でいっぱいでした。寒いからこんな時間に出てくるのは、ほとんど若者です。
正も人の多さに少し戸惑い気味でしたが、無事にお参りを済ませることができました。
帰りの参道では、宇佐名物のネギ焼きのお店がオープンしていましたので
夜食に買って車の中で食べました。
駐車場は次々入ってくる車で大混雑。やっぱり早く入っていてよかった~。
RV車やキャンピングカーもいます。皆さん夜が明けるまでここで過ごすようです。
お隣にとまっている大型バンも、初老の男性の一人旅のようで、やはり車中泊でした。
ここの駐車場は出るときに400円払うだけでよいので助かります。
私たちの車の中はこんな感じ・・・
あら、正ちゃん、起こしちゃった。眩しかった?ごめんね。
紅白歌合戦もニューイヤーコンサートも見られませんでしたが、楽しい年越しでした。
神社周辺で元旦の朝の散歩。雪もやみ、空気が澄んでいて気持ちのよいお散歩でした。
と、そこへ・・・
お散歩をしていた地元のわんちゃんがやってきて正のまわりを離れません。
向こうの方で飼い主が「しんごーーっ!しんごーーっ!」としきりに名前を呼んでいます。
しかたなくしんごちゃんは名残惜しそうに戻っていきました。
「しんご」って「香取慎吾」の「しんご」かなあ。
いやあ、飼い主の年齢からするとやっぱり「山城新伍」かなあ。なーんて話しながらお散歩。
上の方がちょっと切れてしまいましたが、「新邪馬台国 建設公団総裁」の看板。
参道の土産物店の裏口にかかっていました。そうです、ここは「邪馬台国宇佐説」の地でした。
こうして、無事、初詣を済ませた私たちは、次の目的地へ向かうことに・・・
ゆっくりしたので、泊り組では、たぶん一番遅い出発となりました。
安心院(あじむ)へ出て湯布院方面へ行くつもりが、道を間違えてしまい・・・・
私たちの車にはナビがついています。なのにどうして間違えるのかと思われるでしょうが、
このナビ、わかりにくいうえに情報も相当に古くていつもとんでもないところへ連れていかれます。
そのたびに「買う時ケチるからよ!」「違う!ホンダが変なの付けたんだ!」と
揉めるくまとうさぎです。
と、いうわけで、今回は全く予定していなかったのですが、ちょうど迷い込んだ道のそばにある
この場所にも立ち寄ることになりました。
ここは、道路わきの山の斜面に不思議な石が立ち並ぶパワースポット。白く見えるのは雪です。
正が誰もいない空間を見つめたままじーっと動きません。正には何か見えるのでしょうか?
さてさて、空模様もまた怪しくなってきました。
はたして阿蘇までたどりつけるでしょうか。
・・・・次回へ続く・・・・・・
ランキングに参加 応援 ポチッとお願いします!→
携帯の方はこちらからポチお願いします→ブログ村 MIX中型犬