古物商  showa 土花亭

          効率性や利便性だけで埋め尽くされた今の時代。少しだけ時計の針をゆっくりと進めてみませんか。

4号カラー卓上電話機の難点

2013年08月23日 | 電話機

以前にもご紹介した4号黒電話ですが、一般的な黒電話と委託公衆赤電話以外に7色もの

カラーバージョンが存在しました。

「showa 土花亭」ではその内の3色(うすねず、ぞうげ、わかくさ)をコレクションしていましたが

今回、4色目となる「ふじ」が入庫。

しかし、この4号カラー卓上電話機に共通して言えるのが、黒電話に比べ色艶の劣化が激しいこと。

50年、半世紀にも及ぶ経年であれば致し方ないと言えばそれまでなのですが・・・。

相当遣れた状態を綺麗にする前に実はこの電話機、ダイヤル固定部分が破損しておりました。

粉々に砕けたダイヤルを固定する部分の残骸を掻き集め接着。足りない欠損部はパテ処理という

まるで、何処ぞで出土した土器なみの修復。

機能を確保したところで通信テストを行い、やっと汚れ落としと磨き作業へと移行する。

正直、これが限界の仕上がり。

残り3色。「もも」「あおたけ」「えんじ」。。。

これが中々、入手は困難で特に「もも」。これは一生、お目に掛かれないかもです・・・。

 

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