古物商  showa 土花亭

          効率性や利便性だけで埋め尽くされた今の時代。少しだけ時計の針をゆっくりと進めてみませんか。

鶴巻時計店英工舎/大時計23寸丸

2021年01月08日 | 時計

手元に届いた時の状態は頗る悪く、15寸程(直径45センチ)のペイント文字盤は御覧の有様。

同じく直径23寸(約70センチ)にも及ぶ木枠も木枠風防共々下部を一旦、解体する羽目に。

結構な手間暇を掛けてやっと時計として仮の剣を付け可動させる段階まで辿り着く。

ムーブメントはオリジナルの英工舎製で正時の時打ち調整と注油のみで元気に稼働する。

渦リンも英工舎製オリジナル。ゴングの位置を調整し柄に似合わない可愛い音を奏でる。

文字盤も修復(リペイント)し、特徴的な剣(長針は大時計には欠かせないバランスウェイト付き)で大迫力の特大丸時計は蘇る。

鶴巻時計店英工舎/大時計23寸丸:昭和初期-非売品

 

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アイデアル グレッシャム 13寸丸時計

2021年01月03日 | 時計

その独特な名称とT.T.式と呼ばれる6項目の特徴を持つ「IDEAL」。

大正11年のカタログ

先ずは文字盤の補色とスモールセコンド部文字盤の張替え。

文字盤のフォントからすると昭和初期のものと推測する。

スモールセコンド部については前のオーナーが手書きで作ったと思われる。

文字盤の修復時間を利用し、そのT.T.式の機械の調整。

確かに左右に少し傾けても時を刻み、通常の発条式(ゼンマイ)で見られる全巻き状態から

解放に近づくにつれ若干、時計が遅れるという現象は無いように思えることと、当時は「虫付」とか「小秒針付」

呼ばれたスモールセコンドも「1周60秒=1分」を守っているように思う。

(通常、掛け時計のスモールセコンドは正確ではない)

背板のラベルも残っていたので、劣化防止のためクリアーを吹き付け保護しておく。

(上部の愛知時計のラベルは後年、貼ったものと推測されこの辺りから廃業間もない頃と思われる)

各金具類はクリーニングと磨きを掛ける。そして、本体右脇にはゼンマイ鍵ようのホルダーを備える。

大正時代に創業の「小栗時計製作所」。

当時、画期的な時計を開発するも残念ながら終戦後間もなく廃業。短命な時計製造メーカーでした。

ほぼ70年以上経過していますが今でも「T.T.式」で元気に可動。

小栗時計製作所:アイデアル グレッシャム 13寸(文字盤10寸)/昭和初期 非売品

 

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