古物商  showa 土花亭

          効率性や利便性だけで埋め尽くされた今の時代。少しだけ時計の針をゆっくりと進めてみませんか。

ドイツGuhl&Harbeck製手回しミシン

2016年09月26日 | ミシン

showa土花亭に来た頃には正直、錆の塊だった「ドイツGuhl&Harbeck製」の手回しミシン。

推定1920年頃のモデルと思われる単環縫い(ステッチ縫い)手回しミシン。

連日、錆との格闘でとても可動するとは思えなかったこのミシンも、少しづつ動くようになる。

欠品はアーチ上部の糸調子皿のスプリングバネと針固定ボルトぐらい。

特徴的なのはこの脚部分。この辺りの装飾は欧州製ミシンの特徴。

手を施して行く内に可動するようになり、各部の機能も調整は必要であるものの問題なく動く。

とは言え、この手のミシンはインテリアに留めた方が趣があるのかも知れません。

ドイツGuhl&Harbeck製手回しミシン(1920年頃):非売品

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扇風機ガード固定金具自作

2016年09月18日 | 家電

先日の「東芝 小型扇風機」ご紹介記事でも書いた通り、ガード取り付け金物4ケ所の内、1ケ所が欠品状態。

よく、この手のアンティーク扇風機によくあることで、針金で括ってあったりもします。

しかし、無い物は作らなきゃいけない、と言うことで自作に取り掛かる。

部材は厚手のアルミの板でオリジナルの寸法に合わせ切断してゆく。ほぼ形が揃ったところで、マイナスボルトを捜す。

残念ながら、全く同じボルト(オリジナルは低頭)は見付らなかったため、そこそこ良く似た物を使用する。

2mmの穴を開けタップを切り、これで完成。

早速、装着してみる。。。ガード内側に位置するため、そんなに目立つ部品でもなく無いよりも有った方が良い程度。

4ケ所の内、3ケ所でもガタ付きもなく問題は無かったのですが、流石に4ケ所全てで固定するとガッチリ感も出て満足な出来。

東芝 小型扇風機 可動品/昭和25年頃(1950):¥35,000-(送料別)

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東芝 小型扇風機

2016年09月13日 | 家電

東芝製の小型扇風機。とりあえずは可動確認とクリーングを施した状態です。

羽根径20センチ(金属製)ですから、その小ささは想像できるかと思います。全高約32センチしかありません。

斜めからの映像。こうやって観ると当時のデザイン力が伺え、少しアメリカっぽくもあるデザイン。

真横から。。。ベーズ部分はベークライト製ですが荷重の加わり方が絶妙で計算つくされた安定感があります。

角度のみ左右の丸ダイアル部で可能です。

裏側。。。スイッチは本体モーター上部で入り切りのみです。尚、本機にはコードに後付けのスイッチ(ナショナル製)が取り付けられたいます。

真鍮製のコーションプレートが取り付けられているアルミの無垢部分はベースと本体アームの接続金物を兼用。

この個体の最も美しい部分です。

プラグコードは当時のまま。本機は昭和25年頃(1950)の物と思われますが何故か、昭和初頭まで使われた

アメリカGE社と資本・技術提携などで関係があった頃の「エジソン商標」が使われています。

本機は当然、可動品で異音もなく風を送りますが古い電化製品(既に60数年の経年)のため、あくまでも

インテリアとして考えた方が良いかと思います。

唯一、残念なのがガード取り付け金物4ケ所の内、1ケ所が欠品していること。

このままでもガタ付きもなく問題はないのですが、いずれ製作の予定でも居ます。

東芝 小型扇風機 可動品/昭和25年頃(1950):上記の課題があるため今のところ非売品扱い。

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昭和レトロガラスのシュガーポット

2016年09月07日 | ガラス

完全デットストック、新品未使用の「シュガーポット」になります。

当時の梱包箱は残念ながら現存しませんが、長期保管在庫品のため状態良いです。

新品のため蓋の開け閉めは未だ固いですが、使用と共に滑らかになります。

この深みのあるガラスは現在では中々、お目に掛かれません。

昭和レトロガラスのシュガーポット/新品未使用品: SOLD OUT

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