古物商  showa 土花亭

          効率性や利便性だけで埋め尽くされた今の時代。少しだけ時計の針をゆっくりと進めてみませんか。

ツバサ自動金銭分類器/昭和初期~中期

2015年05月28日 | 家具

無事、修理も完了しこの場でご紹介することが出来るようになりました。

「ツバサ自動金銭分類器」

あまり資料が残って居らず、時代は昭和初期~中期と判断します。

正面(帳場側)、エンブレムも状態が良いまま残っております。

外装は柄漆塗りのようで高級感を醸し出しております。

この金銭分類器は木製レジスターに観られる上部に帳場仕切(結界)飾りは無いタイプになります。

上部、左側に硬貨投入口、中央に伝票用金具、右側に本来はペン立てが有った筈なのですが

残念ながら、その金属ベース部分のみ現存しております。

この部分については将来、ペン立てを追備補修したいところです。

そして背面部。この部分がお客さまからの正面になります。

菱型エンブレム部。

そして、操作部分。

前回も説明しました通り、左側のダイヤルを2段階開錠、次に右側レバーを指で下げる仕組みに

なっております。上手く開錠されてないとレバーは最下部まで下がりません。

ダイヤル部。。。修理の過程で開錠文字を判読しております。

因みに左廻りでとある文字位置に、次に右回りでとある文字と2段階開錠方式となります。

構造は至って簡単なのですが、この場では詳細は控えさせて頂きます。

早速、開錠状態でレバーを下げるとベルの「チ~ン♪」という音と共に下部の抽斗が飛び出ます。

仕切りは4ツ。底板は船底で硬貨を取出し易いようになっております。

因みに現行流通硬貨で試してみたところ、500円硬貨は大きさの関係で使用は不可で

後の100円硬貨、50円硬貨、10円硬貨、5円硬貨、1円硬貨と試してみたところ

右側から1番目に50円と1円が、2番目に100円と5円、一つ飛んで一番左側に10円と

分類されました。(何度やっても同じ)

流石に現行流通硬貨には非対応のようです。(当たり前ですが)

そして、下部の硬貨用抽斗が開放されない限り引き出せない上部小抽斗(紙幣用)。

この部分も構造は至って簡単なのですが公表は控えさせて頂きます。

今回、ご紹介しました「自動金銭分類器」。

ペン立ての欠品を覗けば状態は奇跡的とも言っていい程のとても良い状態を保っております。

ツバサ自動金銭分類器/昭和初期~中期 : 非売品

 

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福助足袋株式會社

2015年05月25日 | ミシン

以前にも「ミシン缶」については、この場でもご紹介していますが足踏みミシンも製造販売してました

「福助足袋株式會社」の「ミシン油差し」と「ミシン缶」になります。

足踏みミシンのメーカーの中でも「福助」は人気がございます。

縁起物というか、その独特な愛嬌というか何につけても「福助」は人気者です。

福助の「ミシン油差し」&「ミシン缶」: 非売品

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木製自動金銭分類器の修理

2015年05月21日 | 家具

高価ではあるものの人気の「木製レジスター」。

現存数が少なく、希少価値がついているせいでもある。

しかし、「レジスター」と呼ばれる中には「金銭分類器」や「金銭出納器」も含まれ、古くは「銭函」

までもが「レジスター」と呼ばれる場合もある。

今回、修理に取り掛かるのは「自動金銭分類器」で要は上部の投入口に硬貨を入れ、下部の

抽斗に金銭ごと(4種類)に分類されてる仕組み。(尚、紙幣については上部小抽斗に収納となる)

この昭和初期~中期と思われる「自動金銭分類器」の状態について、先ず外装のコンデションの

良さに驚かされる。

柄漆の剥げも少なく、ほぼ完璧に当時の状態を半世紀以上も保っている。

木部の状態も、内部を覗いて調べる限り虫に荒らされた跡すらない。

因みに写真のブリキ(亜鉛鉄板)で作られた部分は硬貨が滑り落ちて行く溝部分となります。

現状ではレバーが下がりにくく、抽斗も飛び出ない状態であることと、あの独特のベルが鳴らない。

レバーが下がりにくい原因は鍵が完璧に開錠されてないということで、ベルについてもハンマーの

バネの状態が悪いことが想像される。

本来は先ず、ダイヤルを2段階とある文字の位置にしレバーを下げる。

するとベルの「チ~ン♪」という音と共に下部の抽斗が飛び出る仕組み。

上部の小抽斗についてはこの時、初めて開錠され引き出せるようになり、通常は引き出せない。

以上の仕組みが分っていれば後は修理を施すのみ。。。

(って、これが難儀ではあるのですが・・・。)


修理が完了次第に、この場でご紹介しますので、今暫くお待ちください。

 

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由緒正しき時計の修理

2015年05月18日 | 時計

以前、この場でもご紹介した「日本初のCM使用時計/7時バージョン」機が不動の状態で

showa土花亭に迷い込む。

外観の汚れにゼンマイ巻き金具の内の1ケが欠品に時刻合わせのノブの破損。オマケに中で何かが

転がる音、本体を振ると中でカタカタとする状態。

早速、分解に掛かるも裏蓋を外した段階で中が凄い状態であることが判明する。

ケースを割り、ムーブメントを取出しテンプをピンセットで振るも全く動こうとはしない・・・。

歯車の状態は問題なくヒゲの状態も良い。ムーブメントのクリーニングに注油を繰り返し施し、間もなく

甦らせる。

ケースを含む外装品も全てクリーングを施し、前面側ケースにムーブメントをセット。

この寝かした状態でも元気に動くようになる。

欠品のゼンマイ巻き金具と時刻合わせのノブをストック部品の中から探し出し、それを装填。

60年以上にも及ぶ年月を生き延びて来た「由緒正しき」精工舎製目覚まし時計。

暫くの眠りから正しく目を覚まし、元気にコチコチと時を刻むようになりました。

そして、同型機2台を並べる。

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絵柄菊座碍子ローゼット

2015年05月14日 | 磁器・陶器

今では家屋の碍子配線もなくなり、古い家屋でたまに見掛けるぐらいでしょうか。

最も今でも電気工事屋さんにお願いすすれば施工はしていただけるのでしょうけど

敬遠されるのと、碍子の確保も伴いコスト的にも高くつきます。

(因みに今の基準ではプラスマイナスの線色を変えなければいけないため、昔のようにプラスも

マイナスも黒線というのは無理なようです。)

そんな碍子も、シーリング型(吊り下げ)照明器具を取り付ける折の天井付けローゼットについては

比較的、今でも取り付けは可能です。

ここのご紹介するのは珍しい絵柄が入ったローゼット。

菊座に絵柄を染め付けてあるもので、それも完全デットストックの未使用品になります。

当時は高級なお部屋の照明ようのローゼットにたまに使われていたようですが、このタイプは

形からすると昭和初期頃のものと思われます。

(因みに大正期以前のローゼットはベース部分がもっと平べったく丸い座になります。)

注意しなければいけないのは実は今でも復刻品として東南アジア等で作られたものが

存在するということです。

無地の菊座の場合はよく観ると当時の国産品とは形も弱冠違うのと、絵柄入りの場合は

坊主型(ただの丸型)に入れられた青絵柄や赤絵柄、それに多色絵柄を見受けられす。

それらをご購入の場合は、あくまでもレプリカであること、当時のものではないことをご納得の上

お考えください。

絵柄菊座碍子ローゼット(昭和初期)/非売品

 

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