古物商  showa 土花亭

          効率性や利便性だけで埋め尽くされた今の時代。少しだけ時計の針をゆっくりと進めてみませんか。

昭和初期(戦前)・高級座敷時計/精工舎のレストアへ

2018年07月31日 | 時計

80年以上前の昭和初期の精工舎製/高級座敷時計が入荷。

下の昭和初期の精工舎カタログの右から2番目、スロゲル型NO202小角丸になります。

ご覧のような汚れ具合ですが、幸運にも香箱入りの発条(ゼンマイ)は切れてもおらず、レストアのし甲斐があります。

上宮飾りにレリーフに下宮飾りまで原形を保っております。

スリゲル型の非常に小ぶりで美しい造りです。

文字盤、剣もオリジナル。15日巻きで半打ち付き。

残念なのが欠品(欠損)部として、扉左側のモール状の縦飾りが上げられます。

この部分については欅材から自作で造りだす予定でおります。

又、レストアが完了しましたら、この場でご紹介させて頂きます。

 

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ケロリン桶

2018年07月05日 | 雑貨

東京オリンピックの頃、銭湯の風呂桶に広告を載せるという画期的なアイデアから生まれた「ケロリン桶」。

本体は大変丈夫に出来ており、ケロリンの広告印刷も表面や裏面からの印刷ではなく内部に印刷を施しているため

この、現在物ではない古い「ケロリン桶」も未だに文字は読める状態。

当時、銭湯の洗い場で、蹴飛ばそうが裏返して椅子として使おうが、決して割れることもないため、

別名「永久桶」とまで呼ばれていた。

桶の大きさが関東と関西では違うことは有名な話で、このケロリン桶は裏面の刻印「B」が示す通り

関西版の「ケロリン桶」になります。

55年に渡り、現在でも生産が続けられ、銭湯にも納入が続いている「ケロリン桶」。

 

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