古物商  showa 土花亭

          効率性や利便性だけで埋め尽くされた今の時代。少しだけ時計の針をゆっくりと進めてみませんか。

精工舎 花星八角時計

2014年11月27日 | 時計

先日の「無惨な花星八角時計」の修復過程の映像。

木製ケースは朽ちた漆塗を剥がし、新たにカシュー漆で仕上げております。

文字盤は表面の「アンソニア」を捲ってみると幸運にも下からオリジナルの精工舎が出てきたため

糊を何とか剥がし、捕色しております。

外観の修復の間、ムーブメントは正確に時を刻むまで回復。

面白いのは振り子の下ネジ(時間調整用)の代わりに先人が修理したのであろう細い針金を

ネジ山に合わせ、座金を取り付けてあったため、その部分はそのままにして置きます。

後、長針も先人が折れた剣をハンダで修正した跡がありましたが、それもそのまま補正を掛けて

再塗装(短針共)を施してあります。

そして、この八角時計の特徴でもある「花星」。化粧プレート共々クリーニングを施し、磨きを掛けてあります。

(今回はクリーングに何処のご家庭にでもある酢を使いました)

そして、全ての部品を組み付けて行き、やっとご紹介出来るレベルまで修復。

やはり黒塗りに真鍮の花星は生えます。

文字盤の黄ばみ具合も程よい加減で引き立ってます。(白い真新しい文字盤は似合いませんね)

この花星八角時計については、雷神が背負う「雷鼓(太鼓)」に花星が似ているせいもあり、

「雷八角時計」と呼ばれることもあります。

精工舎 花星八角時計:年代不明

 ←ランキングへどうぞ♪

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イングラハム八角時計/USA製

2014年11月24日 | 時計

希少なUSA製イングラハムの八角時計の修理依頼。

無惨な花星八角時計」の修復を中断し、もっと無残な状態のイングラハムのチェックに取り掛かる。

文字盤は張り替えてあるものの、文字盤裏に「昭和4年1月17日購入」の文字書きがある

85年前のイングラハム。

この時代、米国製の舶来時計を購入したとは、さぞお金持ちの御家柄だった筈。

そんなことは、さておき中を開けて診て、致命的な部分の壊れ方を発見。

ムーブメント左側は何とか修復出来そうなのですが右側、時計部分が何とも手の施しようのない状態。

生憎、イングラハムのムーブメントなんて持っても居ないし、他のムーブメントを移植するわけにも行かない。

今までいくつもの時計を何とか時を刻むようにし、見てくれも何とか修復して来ましたが今回、

初めて諦めることに・・・。

可哀想なので振り子室のガラスクリーングやケースだけでも出来る限りクリーングを施し、持ち主の元へ

返すことに。。。

残念です・・・。

 

 ←ランキングへどうぞ♪

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3号自動式卓上電話機の種類

2014年11月20日 | 電話機

3号黒電話」が1機追加となったのですが、色々と個体差が有るようです。

先ずはダイアルのセンターラベル。

それぞれが当時のオリジナルなのですが字体が異なります。

「回転盤」という文字が、こちらは旧字体になっております。

一般的には「旧字体」の方が古い機種とされますが、この古い方の3号電話機の受話器は

後年、取り換えられたであろう痕跡が受話(送話)器に観られます。

送話器側の蓋が後の「4号A」に近いものに交換されています。

かと言って、4号Aのそれとは違いモッコリと少し口元へ曲がったような蓋になっており、3号専用

の蓋と思われます。

昭和8年に受話器と送話器が連結された、当時としては画期的なデザインでデビューを果たした「3号電話機」。

後の名機「4号A自動卓上電話機」の登場までに色々と改良を加えられたのかも知れません。

  ←ランキングへどうぞ♪

コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

無惨な花星八角時計

2014年11月17日 | 時計

又もやの、無惨な時計が・・・。

折角の漆塗りも剥げ、痛みが激しい八角時計。花星が全て揃っていることがせめての救いです。

文字盤は何故か「アンソニア」・・・。

多分、これは後年気まぐれで張り替えでもしたのでしょう。

でも、この時計は間違いなく「精工舎製」です。

早速、ケースを塗り直ししなくてはいけないため、花星を全て取り外す。

構造は真鍮製の化粧プレートを花星で押さえ真鍮釘で留めてある工法です。

全てを取り外した状態はこんな感じですが、とにかく無惨です。

振り子室の小扉も取り外し、枠自体の留め部分が弾いて広がっていたため修正しベルトで締め付けておく。

これから、機械(ムーブメント)の整備とケースの修復を平行作業で施してゆくことに。

 

 ←ランキングへどうぞ♪

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

平和鳥/水飲み鳥

2014年11月13日 | 雑貨

正式名は何て言うんでしょうか・・・。

「平和鳥」に「幸福鳥」に「水飲み鳥」に「ドリンクバード」に「ハッピーバード」等々・・・。

昭和の一時、何処のご家庭でも一羽飼ってたような。

子供の頃、この動きが不思議で見入ってしまったのを思い出します。

ゆらゆら揺れて動いていて、やがて動きがユックリになったかと思うと少しコップの水に近づき。。。

嘴で水を飲みだす。。。(実際には飲んでませんが・・・)

今、眺めていても面白くて飽きませんね。。。

 

  ←ランキングへどうぞ♪

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする