古物商  showa 土花亭

          効率性や利便性だけで埋め尽くされた今の時代。少しだけ時計の針をゆっくりと進めてみませんか。

100年前のミシン/New Home Sewing Machine

2013年10月31日 | ミシン

以前の記事の「久しぶりのミシンのレストア」のメーカーについて少しづつですが分って来ましたので
ご紹介します。

1882年、アメリカで設立された「New Home Sewing Machine Company」というメーカーになります。

外観は「シンガー」の同じく「弾丸型ボビンケース仕様」と良く似ておりますので年代は1890年代
から1910年代までの機種と思われますので約100年前のミシンと思われます。

 

っと言うことで、レストアの状況ですが、やはりこの「弾丸ボビンケース」がネックとなり中々、下糸を

引っ張り出せない状態が続く。

何とか針が沈んだ時点で上糸に弾丸の先が突き刺さるタイミングを見付け、高さと距離を

計りながら調整。

写真では分り辛いですが、このタイミングを見付けるのに相当苦労しました。

そして、試縫い。。。正直、上糸の通し方はいつものように試行錯誤の繰り返し。

未だ微調整は必要ですが、「縫えなきゃミシンじゃない」の趣旨の元、試縫いも完了。

上糸の糸圧調整用の金属プレート(板バネ)が特徴的な外観。

この、糸圧調整機能は以前ご紹介した「ALL LEAD製トイミシン」も良く似てました。

外観はそれなりの遣れは仕方ないですね。100年の経年を考えれば未だ、金装飾も

残っている方だと思います。

そして、外箱を被せた状態です。

アンティークミシンの代表格の「SINGER」にも負けず劣らず、シッカリとした造りの「New Home Sewing Machine 」。

日本国内では大変希少なアンティークミシンになります。

 

「New Home Sewing Machine 」:¥52,000-(送料別) 

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手回し洗濯機/KAMOME MAGIC HOME WASHER

2013年10月29日 | 家電

「手回し」続きで恐縮ですが、知る人ぞ知る通称「カモメホーム」。

1957年(昭和32)、林敏雄氏(林製作所元会長)が考案から製造、販売。

「圧力洗濯法」の理論より特許を取得。日本国内は元より海外にも輸出し、その総生産台数

30万台とも言われており、「カプセル型」や「人工衛星型」とも言われていました。

仕様については球体のケース底面に記載されております。

40℃から80℃のお湯を入れ、手回し10秒から20秒。

現存数も少なく、中々程度の良いモノは残っておりません。

この個体も溶接による穴補修跡や蓋の再塗装などがございますが機能的には問題なく

試験的に一度、洗濯もしてみました。

手回し洗濯機/KAMOME MAGIC HOME WASHER

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久しぶりのミシンのレストア

2013年10月25日 | ミシン

最近はタイプライターに時計と久しくミシンを触っていませんでした。。。

先日、ご紹介した「手回し計算機/TIGER Calculating Machine」繋がりでもないのですが

久しぶりのミシンのレストアは「手回しミシン」です。

made in U.S.A なのですが、未だメーカーの詳細については調査が出来ておりません。

ただ、相当古い(多分、百年)ことは間違いないようで、アンティークシンガーと良く似た形と言えば

形なのですが、メーカーは違います。

下糸のボビンとケースが初めて実物を観ることとなる「弾丸型」。(別名「シャトル型」とも)

外装の痛み等も結構ございますが、今後とりあえずは可動さすことを優先で又、いずれ

この場でご紹介させて頂きます。

 

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行商のご案内

2013年10月23日 | 行商

未だ少し、日があるのですが「行商のご案内」。

来月11月、9日(土)と10日(日)の二日間、「山奥にある不思議な雑貨店:GENOME」さん主催

【GENOME FLEA MARKET 2013秋】に出店させて頂くことになりました。

お近くにお越しの折には是非、お立ち寄り下さい。

タイピングのフリー(free)のつづりが間違ってる?

いえいえ、フリーとflea(ノミ)をかけての、フリーマーケット=蚤の市というGENOMEさんの粋な計らいです。

【GENOMEフリーマーケット 2013秋】

日時:平成25年11月9日(土)、10日(日)
    10:30~16:00  ※雨天中止

場所:福井県南条郡南越前町長沢25-2
    GENOMEの森(店舗敷地一帯)

GENOME:http://ameblo.jp/genomeblog/

 

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手回し計算機/TIGER Calculating Machine第四期

2013年10月21日 | 雑貨

今の電卓が普及するまでは「そろばん」に「計算尺」に、「機械式計算機?」・・・。

大正時代に大阪の「大本寅次郎」によって発明された、手回し機械式計算機。

彼の名前の一文字をとって「虎印計算器」と命名され以後、「タイガー計算器」として親しまれるも

1970年、卓上電気計算機の登場や1972年、卓上小型計算機(カシオミニ)の登場により姿を消す。。。

この時の価格、タイガー計算機(20桁):¥35,000円に対し、カシオミニ(6桁):¥12,800円。

今回、ここにご紹介するのは、1959年(昭和34)製造のタイガー計算機(第四期)新連乗式20号グレー色。 

ところで、初めて手にする、この手の機械もの。どうしても内部を観たくなるのが性。

早速、外装を捲り内部の構造を観察。序に埃を掃除し注油作業。 

ところで、写真で観ると分かりにくいのですが案外、小さくて十分「卓上型」として使える大きさです。 

タイガー計算機第四期(1959):¥25,000-(送料別) 

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