伊東良徳の超乱読読書日記

雑食・雑読宣言:専門書からHな小説まで、手当たり次第。目標は年間300冊。2022年に続き2023年も目標達成!

医事法入門[第6版]

2023-05-29 21:26:10 | 実用書・ビジネス書
 医療に関する法律と法律問題について、医事法総論、医療関係者の資格と業務、医療提供体制、診療情報の保護、感染症対策および保健法規、人の出生に関わる諸問題、医学研究と医薬品をめぐる問題、医療事故をめぐる問題、脳死問題と臓器移植、終末期医療、特別な配慮を必要とする患者(未成年者、高齢者、精神疾患を有する患者等)、グローバリゼーションと医事法(医療ツーリズム等)の12章に分けて解説した本。
 医療に関する幅広い領域の法律問題をコンパクトに頭に入れられる便利な本だと思いますが、特に前半ではさまざまな法律、指針等について、用語等の定義と規定している項目を羅列しているところが少なくなく、それはそれでその法律が何について規定しているかを把握できるとは言えますが、無味乾燥な記述が続き読んでいて眠くなり読破するのは辛いところです。
 弁護士の立場からは、私は医療事件は基本的にやっていません(同僚が医療過誤事件の専門家なので、相談が来たら横流ししてお任せしているので…)が、医療事故(医療過誤)、脳死・臓器移植、延命措置と安楽死・尊厳死問題などが続く後半が興味深く読めました。


手嶋豊 有斐閣アルマ 2022年12月20日発行(初版は2005年6月20日)

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