桜の開花も間もないようで、季節的には渡り鳥も北へ帰る時期ですが、高病原性鳥インフルエンザへの警戒はまだ当分続きそうです。我が国では生産関係者の努力で今冬期の発生はみられませんが、中国や台湾では連続しての発生がみられており、農水省も引き続き注意喚起を呼びかけています。直近の情報では台湾では高病原性のH5N2亜型とH5N8亜型が新たに2月23~24日に3件発生し、昨年10月以降合計38件発生しています。また、中国では3月6日江西省の家禽農場でH5N6亜型(高病原性)が発生と、我が国への侵入リスクがいぜん高い状況にあると言えます。 3月15日(火)の食鳥卸売相場(東京)は ◆「もも肉」が前日より8円高の622円 ◆「むね肉」が同2円高の256円 ■「正肉相場」は同10円高の878円でした。