今日の食鳥業界

2016年の食鳥処理量 初の200万㌧乗せ

 農林水産省が発表した2016年(平成28年)の食鳥流通統計調査結果によると、昨年2016年の食鳥(肉用若鶏:ふ化後3ヶ月齢未満)の処理羽数は前年比101.6%の6億7733.2万羽、処理重量で101.8%の200万9269㌧で、処理重量が200万㌧を超えたのは統計をとりはじめて初で過去最高記録。ただ、同調査は昨年調査から、一昨年までの全ての食鳥処理場対象から、年間処理羽数が30万羽以上の処理場が対象となっているため、小規模処理場の羽数(全体の1%程度?)が含まれていません。同様に、廃鶏の全国処理羽数は8098.4万羽(前年比103.7%)、処理重量で14万3051㌧(同103.1%)でした。その他肉用鶏(ふ化後3ヶ月齢以上、地鶏などで、地鶏でも3ヶ月齢未満は肉用若鶏に含まれています)は、606万羽(同99.5%)、処理重量で1万9585㌧(同99.4%)と、地鶏等はやや苦戦状態となっています。ただ地鶏等は小規模処理場での扱いが多いこともあり、過去の全数調査時の動きからみれば、今回の調査に21~22%ほど上乗せした数字が実態に近いと思われます。肉用若鶏の処理重量を処理羽数で割った1羽当たりの重量は平均2.966㎏(前年比0.2%増)とほぼ横ばいでした。

6月2日(金)の食鳥卸売相場(東京)は
◆「もも肉」が前日より3円安の636円
◆「むね肉」が同1円安の340円
■「正肉相場」は同4円安の976円でした
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