「だし(出汁)離れ」が進行中

　和食の味は〝だし〟が決め手とも言われますが、若年層での「だし離れ」が顕著になっているとの調査結果が出ています。日本出版販売㈱(日販)では来年1月28日(日)に第1回「だし検定」を実施するそうです。この開催に当たり、10月末に「だしに関する意識調査」(ネットで10代～60代の男女1274名を対象)を実施した結果によると、「だし」の取り方を知らない人が23.4％、特に30代以下では3人に1人(29.3％)が、だしの取り方を知らないばかりでなく、だしを取った経験がない人が4割(全体では33％)に上っているそうです。
　「だし」を取らない理由として、「市販のだしパックや粉末、顆粒などの関連商品で十分だから」が1位(58.2％)、次いで「だしの取り方を知らないから」(33.2％)、「だしを取る時間がないから」(26.3％)と続きます。また、「だし」を取ったことがあると答えた人も、頻度は年に数回が最も多く、日常的にだしを取ることは少ないようです。さらに漢字で「だし(出汁)」を書けない人が26.5％あり、若い人ほど割合は高くなっています。今後の出汁文化は大丈夫？

12月12日(火)の食鳥卸売相場(東京)は
◆「もも肉」が前日より4円高の643円
◆「むね肉」が同2円安の315円
■「正肉相場」は同2円高の958円でした。