今日は午後3時からインプラント手術。少し早く歯科クリニックに到着。
診察券を出して少し休むかと思ったら、すぐ「どうぞ」
いつものクリーニングの処置室に招き入れられる。不審に思っている私に
「ここで先に局所麻酔して、クリーニング、それから部屋を変わって頂き手術です」
粘膜麻酔して、局所麻酔、クリーニング。唇の辺りが麻痺してくる。
「部屋を変わります。トイレ大丈夫ですか?」「大丈夫です」とは言ったものの気になり
「やっぱり行ってきます」
手術室に入って、局所麻酔追加。「痛かったら言って下さい」
手術開始。顔を覆うガウン越しにズズ、ガガ、と言う音とゴリゴリと言う感触。
あれ、痛くない、家に帰ったら楽だったと話せるかなと思っていたら、音が止んで
「申し訳ないけど、手術中止します。骨の発育が悪いようです。傷口縫合します」
「???」
被せてあったガウンが取られて説明を受ける。抜歯後4ヶ月たてばインプラント可能なのだが
骨の発育が悪いようでこのままインプラントの土台を埋め込んでもトラブルが起きる可能性が
大とのこと。消毒と抜糸の日程を予約して肩を落として帰宅。でも帰宅途中で考えた。
手術中止決断した先生は偉い、登頂間際で悪天候のため撤退を決めた登山家のようなものだ。
手術の後からトラブルが起きるのは敵わない。
帰宅後、妻に話すと
「開け閉じね。じゃあ今晩はイタリアンにする?あ、そんな雰囲気ではないわね。
うちで食べましょ」
妻はいつも明るく前向きだ。
そして私と同じように先生の判断は立派だったとの意見だった。
そんな結末って、ありなのですね! ((+_+))
来月の白内障手術は順調に行くことを願ってます。