再度、明治神宮。

祭日の今日、妻にまた行ってみるかと誘ってみた。
「行く行く」
すぐ乗ってきた。
着いてすぐ、庭園入り口の料金所の横に係員の方が置いたらしい餌を
食べているヤマガラ発見。これは幸先よしと一昨日逢えた所に行く。
しかし待てど暮らせど姿が見えない。
その時隣で「あ、ヤマガラ」の声。隣の木立の下にいた3,4人の大きな
望遠カメラを抱えたグループが見つけたらしい。妻が覗いてみると
一人のおじさんが「4月以降は餌を与えちゃいけない」と言いながら
餌を与えている。「手に乗せて食べさせるのはルール違反、枝にとまってる
のに与えるのが正しいやり方。彼らは個別認識出来るから顔を覚えてる。
1,2度来たって寄って来ない」（一昨日は来たぞ）とうんちくを滔々と
しゃべっている。写真を撮っていた3人グループは鼻白んでその場から
去って行った。私達も「帰ろう」と再会をあきらめて帰途に着いた。
帰る途中、百貨店に寄って昼食、晩ご飯のお惣菜とお酒を買った。
ところがお酒売り場で店員にお酒から始まってどのつまみがいいか
延々とうんちくを傾けているおじさんがいた。店員は無下には出来ないから
感心したように聞いてたが辛そうであった。
それで今日の総括、「うんちくおじさん二人で今日は最悪」

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直接食べるより袋から突っつき出して食べるのが好きみたい。
誰かとよく似ている。
何しろ興奮してるからピントが合ってない。あらためて鳥写真
撮る方達の技術に感心。

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わあお。

ヤマガラ

「私、京橋に編み物の道具買いに行きたいんだけど、付き合う？
　それともあなたは、何か予定ある？」
「また明治神宮のヤマガラ見に行こうかと思ってるんだけど」
去年の個展のとき明治神宮のヤマガラが手から餌を食べる話を聞いて
行ったけど逢えなかった。今年もその話を聞きブログでその写真まで
見せられると是非逢ってみたいものだと思っていた。
「その話、私も乗る。行きたい」
妻は自分の予定を中止して私の予定に乗ってきた。
お昼過ぎ出かけた。去年回ったあたりをまた回ってみる。聞こえるのは
ヒヨドリのけたたましい声だけ。今日もだめかなと思い始めた。
餌を後ろのゴミ箱の上に置いて新緑を眺めてたとき妻が「来た」
置いた餌をくわえて立ち去るヤマガラがいた。それから慌てて
餌をかき集め掌に乗っけて手を突き出していたとろ妻が「見て見て」
満面の笑みを浮かべて得意そうに私を見る。妻の掌でヤマガラが餌を
ついばんでいた。しばらくして私の手からも食べた。ベンチの上の
紙袋に入った松の実を袋の外から突っつく。カラと同じ仕草。
至福の一時を私達に与えてくれた後、飛び去って行った。
遅い昼食を取った後、国立近代美術館に足を伸ばして「東山魁夷展」を
見る。人気作家だけあって可成りの混雑。所蔵作品展も見て帰途につく。
「充実した一日だったわね。でもヤマガラに逢えなかったら平凡」
と妻の総括であった。

縄張り

数日前から顔を出すようになった新顔が段々頻度が多くなり
オジサンの猫ハウスの上で寝てたりするようになった。
オジサンは仕事場の庭の猫ハウスで寝てることが多く自宅側には
余程、餌が遅れたり空腹の時でないと最近は来なかった。
でも昨晩は新顔が玄関脇の猫ハウスの上で寝ている時
オジサンが玄関に入り込んできた。新顔はあわてて逃げたが
二匹の間でどう決着つけたかまだ判らない。
「一匹だろうが二匹だろうが餌ぐらいやるわよ」と妻。

頭が高い

「頭が高い、控えおろう。1匹500円のハタハタなるぞ。
　あなたがハタハタ食べたいなんていうものだから
　買ってきたけど2匹で千円よ。心して食べてね」
「子供の頃、ハタハタなんて安い魚で一人で7,8匹
　食べてたけど..。」
「とんでもない、高級魚よ、ハタハタは」
心して丁寧にむしってきれいに食べた。美味かった。

オジサン

夕方オジサンに餌を与え、仕事場の玄関の鍵を閉めてコンビニまでお買い物。
帰途、野良猫達がいつも集まってる場所を通ったら、もう2,3匹集まっていた。
オジサンがよくいる電信柱の後ろを見たらいました、オジサン。目と目が
あったが悪びれた風もなく「にゃ」
「お前、餌食べたじゃないか。それでも餌待ちかよ。ま、好きにして」と
ぶつくさ言いながら帰宅すると、玄関に見知らぬ猫。さっと逃げたが途中で
振り返ってこちらを見ている。居間に上がって妻に「玄関に見たことがない猫が
いたぞ」と話すと、「見てくる」と言って玄関に出て行った。しばらくして
「可愛い子じゃない。オジサンの残りの餌をあげたら食べてったわよ」
危うし、オジサン。

Wii

妹が任天堂のWiiに凝っているらしい。面白いから見に来い見に来いと誘う。
そんなに面白いなら私買ってくると妻がいつの間にか買ってきた。妹の勧めで
今までも任天堂DS,JOUBAを買っている。
「また、すぐ飽きるぞ、JOUBA乗ってる？」
「ちゃんと乗ってるわよ。あなただってDSはやってないじゃない」
Wiiはテレビ画面に繋がねばならない。私の寝室のテレビが狙われた。
あーじゃない、こーじゃないと悩みながら、私も一応手伝わされてなんとか
設置に成功。こうして私の寝室はトレーニングジム化した。
いつもならniniとkikiに挟まれて平和にテレビを見ている時間帯は妻のWii運動で
占拠された。
「あなたもやってみたら」
面白いけどすぐ息が切れた。
運動した時間も記録される。妻の運動時間。1時間5分。
その分、家事は手抜きされているに違いない。

ついに

だいぶ前から起動するのに時間かかったり、ある時は途中でフリーズしたりして
ご機嫌の悪かったMac G4がついになだめてもすかしても起動しなくなった。
頼りの綱の息子のお嫁さんも、これは無理、データーも壊れたかもと悲観的な話。
購入した年月を聞いて充分元は取ったと慰めてくれたが、パソコンに触らない日々が
過ぎていくと段々禁断症状が出てきた。「買い替える！と決心しMacの売り場に
行く。バージョンアップだからG5と思ったらG5はもう店頭になく、
次のMac Proという機種。どんどんパソコンは変わって行っていた。
パンフレットはないのと店員に聞くとMacにはもう紙を使う思想はない、
従って用意してありませんとの事。ちょうどPower MacからG4に買い替えた時、
「Macにはもうフロッピーディスクという思想はありません」といわれたのを
思い出した。その時は一応フロッピーディスクを読む付属機も買ったが
結局その読み出す時間の長さに辟易して殆ど使わなかった。
それ程まで冷たくされながらMacしか使ったことがない私としてはMacしか選択肢が
なかった。週末Mac Proが配送されてきた。G4の時はクラッシックが読んでくれた
Color it, Painter classicが使えなくなった。まだ使いこなせてないPainterXと
WacomについてきたPainter Essentialsでお絵描きしなければならなくなった。
慣れないソフトって描きにくい。慣れるまでしばらくしばらくご勘弁。
入れてたデーターはやはり可成り壊れていた。去年の夏にもバックアップして
ないで泣いたのに性懲りもない。お嫁さんが今度は自動的にバックアップする
ようにしておきましたと言い残して帰った。

国立新美術館

日曜日も雑用で終わるかと思ってたら思いがけずさっさと仕事が片付き
午後から時間が出来た。妻は「あなたが午後も仕事だというから美容院
予約取ってしまったわよ」とのことでお互い単独行動となった。
ちょうど創元展のmasukoさんと水彩連盟展の三橋先生からハガキ頂いてた
ので国立新美術館に行く事にした。
「表参道から乗り換えて行くんだっけ」
「違うわよ、青山一丁目から大江戸線で六本木駅よ」
妻の断定的な言葉にそうかなと思いそのように行った。しかし前行った時は
駅からそのまま国立新美術館に入れたのに駅の外に出て結構歩く事になった。
その時、思い出した。乃木坂駅だ、やっぱり表参道で乗り換えだったんだ。
携帯で妻に文句を言ったら「あたしに聞くからよ」電話を切った後しばらくして
メールが届く。「申し訳なかったわね。私を頼らないで！自立しよう」
創元展でmasukoさんの優しい色調の「ホワイトな時間」に感銘を受け、
その足で3階の水彩連盟展に行く。ミケさんの師匠三橋先生の作品は穏やかな
水彩らしい水彩。水彩展なの？って作品が多い中でほっとする。ネット仲間の
ミケさんやのび太さん、toledoさん、個展を見に来て頂いた佐瀬さん、芥川さん
の作品を拝見する。いずれも大きな画面に堂々たる作品。終わってモジリアニ展に
行く予定であったが、ここまで見たのならと示現会展もと早足で見終わる。
更に更に、「アーティスト・ファイル2008-現代の作家たち」の会場にも足を運ぶ。
3つの展覧会と違ってこれは現代アート。びっくりするような作品に会場にいた
係の女の子に「写真撮っていい？だめ？」って聞いたらにっこり笑って頷かれた。
写真は諦めたが面白かった。最後にモジリアニ展。うまいな、油彩の乗せ方が
いいな、いい色だなと思うが、若い時、初めて見た時程の衝撃はない。年とともに
感動の仕方も変わる。
それにしても今日はよく歩いた。夜のビールが美味いに違いない。