あっというまに

半年過ぎた。

スケジュール帳

妻のスケジュール帳はぎっしり埋められている。
「あなたのは？」
「な〜んにもない。引きこもり老人にスケジュールはない」

天気予報

「あなた、天気予報どうだった」
「テレビ、ちゃんと見てなかった」
「う〜ん、干しちゃえ」
「俺は知らないよ」

「俺は降らないと言ってない。見てないと言っただけだ」
「・・・・・」
「俺に責任ない」
「・・・・・」

反応

Facebookに色々絵を載せているがこちらの意図したものでない反応があると
結構戸惑う。単にこの親子可愛いなと思って描いたつもりの絵なのだが
シェアされて、そのコメントに
「この親子を守るために森を守ろう、伐採から森を守ろう」

う〜ん、その通り、そうだそうだ。

kiki

最近、kikiが妻に、ますます甘えるようになった。
妻が長椅子に座っているとそばに来て頭を撫でろという。
適当にに撫でてやめると、手を出して、もっとやれととねだる。
二、三度は付き合うが、妻も付き合いきれなくなって
「kikiはパパのところに行きなさい。パパが撫でてくれるわよ。
　どうでしょう、昔はあんなにシャーシャー言って威嚇してたくせに」

妻運転

妻が言った。
「お昼、私の運転でロイヤルホストに食べに行こう」
「う..うん」
と私。
以前は夕食に車で出かけると行きは私の運転、私は飲むので
帰りは妻の運転だった。しかし運転免許証を返納してからの
車での外出は初めて。今や運転席には座れない私は緊張の
面持ちで隣の助手席に座る。
「うっ、あっ」
妻の緊張の声を聞きながら無事ロイヤルホスト到着。
食事とコーヒー済ませて、また緊張のひと時を過ごして
無事帰宅。
「うん、自信ついた。この次は「ぎんや」に行こう」
この次は和食の店だ。

転倒

猫部屋兼アトリエを覗いたらkikiが派手に吐物を撒き散らしていた。
舌打ちしながら片付けしようと部屋に入ったらkikiが前を横切った。
踏みそうになってたたらを踏んで前に倒れた。おかげで突き指。
妻に話したら
「運が悪ければ顔から突っ込むとこよ。手が先に出たってのは
　まだ若い証拠」
変な慰められ方をされた。

バッタ

門扉を閉めようとしたら小さな虫。よく見たらバッタだった。
可愛いだろうと妻にメールを送ったら
「この子、葉っぱを食べるの」
と一蹴された。

6月

6月といえば子供の頃は、6月1日の鮎釣りの解禁日。毛針を揃えて鮎釣りに備えた。
田舎では、ドブ釣りといって毛針の擬似針でやるものと引っ掛けといって鮎の背中を
引っ掛ける荒っぽいやり方の二つの方法が主だったものだった。東京に出てきて
友釣りを知った。ただ、私はやったことがない。もう鮎釣りは無理だから今は
6月といえば、紫陽花。玄関脇の紫陽花が色づき始めこれから梅雨時は楽しみ。

老化

最近、椅子に座っていると、お尻が痛くなる。これも老化に伴う
臀筋の萎縮と真摯に受け止め、あらゆる手段を講じて老化防止を
図らなければならない。