今日は抜歯の日。11時に予約を取っている。何回もトイレに行ったりしているのを見て妻が
「大丈夫よ、今の抜歯の技術は進んでるから痛くないわよ」
最後の抜歯は最後のインプラントやった年だから10数年前。あまり気分いいものではない。
「保険証持った?ハンカチは?スマホは?」
妻に言われて、「持った」と答えて玄関を出る。でも
「あ、マスク忘れた」
「私も気がつかなかった」
天気予報では雨は降らない予報だったが行く途中でポツリポツリ。急ぎ足で歯科医院に飛び込む。
待合室で一息付く間も無く
「はい、診察室へどうぞ」
診察台に座って、口を濯いで少し落ち着いた所で先生がいらして
「最初粘膜麻酔しますね」
その後局所麻酔、しばらくして口唇のあたりの感覚がなくなる。
あとは夢中。歯をゴリゴリ押される感じが続いて、チクッとして
「はい、抜けました」
その後、根っこの辺りを廓清して、先生は掻爬って言ったっけ、一段落。
人工骨を埋め込んで歯肉縫合、ガーゼか何か噛み締めてしばらく経って止血を確認して終了。
「明日、消毒して、1週間後に抜糸です。インプラントの手術は人工骨がちゃんと付く
のを考えると4ヶ月後。その間に1、2回歯のクリーニング。その時正確な日程は
決めましょう」
自分の歳を考えたらブリッジにするかとも思ったが、前医からブリッジは両脇の歯に
負担をかけると教え込まれていたからインプラントにした。でもお金かかるなあ。
痛み止めと抗生剤貰い、消毒の時間を予約して帰る。
「どうだった、泣かなかった?」
妻に揶揄われた。