獅子丸のモノローグ

☆気まぐれ不定期コラム☆

紅(くれない)・オリーブ・そして極彩色 '21.04.10

2021年04月11日 | バードウォッチング

土曜の朝、7時40分。
チャロ君を連れて散歩に出たところ、街路樹に「紅の鳥」が止まっているのを発見🐦
私は慌てて家に戻り、コンデジを持って、再びその場所に行った。


なにやら枝を齧っている、その鳥さん。


工具のように鋭く、交差したくちばしの持ち主。
「イスカ♂」さんである。
ユーラシアや北米に分布する、北海道では「冬鳥」とされる渡り鳥。
ものの本によると、その見られやすさは「ややまれ」だという。
私個人としては、昨年4月18日以来、おおよそ1年ぶりの再会である。


その曲がったくちばしは、松ぼっくりをこじ開けて、中の種を取り出して食べるための、重要なツールなのだ。


7時46分。
オリーブ色のこの方は、「イスカ♀」ちゃん。
昨年もそうだったが、ペアで飛来されていたようだ。


グレイッシュながらも、入り混じるイエローがワンポイントの、♀ちゃんの背中。




レッド基調の♂くんのカラー。
実に微妙なグラデーションを描き、青空に映えて美しい。




♀ちゃんの衣装も、決して地味ではない。
むしろ「シック」といった表現が、似合いそうだ。














今回飛来の、このイスカさん。
サービス精神旺盛で、ちょこまかちょこまかと近くの木に飛び移り、色々なポーズを見せてくれた(^^)




いやはや、本当に美しい鳥だ。
このようにして、私の幸先の良い1日は、始まったのでありました。


そして、妻と協議の末。
この日は北大~道庁の池を探鳥地とすることに。
狙いは、現在繁殖羽を纏っていると思われる「オシドリ♂」くんである。





14時39分。
北大構内の「大野池」に到着。
しかしながら、その池の水は、ほぼ引いた状態・・・
泥の中にくちばしを突っ込み、食事を愉しむ「マガモさんワンペア」が居たのみで、オシドリさんの姿はそこに無かった。





北大から徒歩で、道庁の池に向かう道すがらの、15時05分。
「札幌市有形文化財 清華亭」の看板を発見。
ちょっと興味が湧いたので、立ち寄ってみることに。




明治13年(=1880年)に建てられた、築140年を越える、由緒正しき建造物。
木造住宅って、長持ちするんですね~🏠



15時20分。
道庁の「北池」に到着。
そこを覗いてみると・・・




定番野鳥の「マガモ♂」くんに加え、


意外なことに、「オオセグロカモメ」さんがいらっしゃったではありませんか!


その表情は、どことなく「ユーミン風」の、毅然とした美しさ。


調べてみると、近年オオセグロカモメさんは、札幌市内のビル街で子育てしているのだという。
なので、道庁の池で羽を休めることも、珍しくはないのかもしれない。



15時22分。
地上に降り立ったのは、「ドバト」さん🕊



15時24分に「道庁赤レンガ」前を通過し・・・


通称「南池」に着いたのは、15時25分だった。


ひときわ目立っていたのは、この「ダイサギ」さん。
こんな大都会の真ん中に、この白い大きな鳥が居るとは・・・
ビル街の上を乗り越えて、飛来してきたのかと思うと、ちょっと感動である。


そして、15時27分。
私のもくろみ通り、オシドリさんは「ペア+♂」で、そこに居てくれた(^^)
マガモさんペアと井戸端会議中だった模様。


のほほんとした表情がかわいい、マガモペアさん。


凛とした表情で回遊していたのは。
グレー基調ながらも白いラインがアクセントの、「オシドリ♀」ちゃん。




そして、まさに極彩色の、「オシドリ♂」くん。
色彩も派手だが、飾り羽の凹凸具合も、ピカソ的にアートである。


その羽根の撥水性能は、まさに「ガラコ」並み。


15時29分。
「生けるスーパーホワイト」のダイサギさんは、依然としてそこに君臨。


15時31分。
オシドリ♂さんは、岸辺に上がってきた。


大きく口を開けた表情が、なんとも可愛らしい(^^)


羽繕いする姿も、これまたキュート💛




15時39分。
通称「北池」に目をやると、ほとりに「オシドリ♀」ちゃんが、上陸していた。


その泳ぐ姿と横顔は、なにか手塚治虫先生の漫画に出てくる女性のような、可愛らしさである。


そして「オシドリ♂」くんの、派手というかアートないでたちには、あらためて感心する。










オシドリ♂くん。
男なのに、見た目はセーラー服の女子高生のような、可憐さである。




ともあれ。
積年の課題であった「オシドリ♂くんを撮影する」というテーマが叶い、ハート満タンの、土曜日の午後。


その後我々夫妻は、徒歩で、北大構内へと再び向かったのでありました。



北大キャンパス内は、小川等が流れ、ほとんど「自然公園」といった趣である。
16時10分。
そこでふたたび「オシドリさんペア」を、発見




仲睦まじく肩を寄せ合う姿は、まさに「オシドリ夫婦」。




その一挙手一投足が、なんとも愛くるしい




♀ちゃんに甘える、♂くんの姿。
我々夫妻にも、こんな時代が、かつては、あったかもしれない(遠い目)



16時17分。
キャンパス内に融け残っていた雪山。
そこには、鮮やかな黄色の「マヒワ♂」くんがいた。


そのそばにいた白っぽい2羽は、「マヒワ♀」ちゃんたち。




ものの本によると、年により飛来する数がまちまちだという、【ヒワの中のヒワ】マヒワさん。
本年2月21日に続いて、2回目の出会いに。
感謝感激雨あられ、権藤権藤雨権藤である。


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2 コメント

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Unknown (maromaro57)
2021-04-27 21:31:11
こんばんは(^^)
とても色鮮やかなとりさん達がたくさん!
本当にあの独特な色合い、模様…。驚きました✨そして獅子丸さんのバードウォッチングシリーズを読ませていただくようになってから、夫婦で一緒に過ごしているトリさんがけっこう多いのだなぁ、と知りました😊🍀
ハクセキレイも、ときどき2羽で歩いている姿を見かけるのですが、やっぱり夫婦だったのかな?
返信する
鳥さんペア (獅子丸)
2021-04-27 21:41:02
maromaro57さん、こんばんは

鳥さんの中でも「カモさん系」は、たいていペアで回遊していますネ🦆
私の今後の希望というか願いは・・・「カワセミさんペア」を、激写することなのです📸
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