土曜の朝。
新聞のチラシをチェックしていたところ、「シャア専用オーリスⅡ」の試乗車があるとの情報を入手。
しかもそれは、私が以前から気になっていた、1.2リッター直噴ターボエンジンを積む「120T」とのこと。
私はあわてふためいて、尾車氏とともに「ネッツ道都北26条店」へと向かった。
そして、9時45分に、そこに到着。
店内には、レッドマイカメタリックのカラーを纏う、そのクルマが、おごそかに鎮座ましましていた。
実のところ、私は「ガンダム」には、あまり詳しくない。
興味があるのは、このクルマの積む、「1.2リッター直噴ターボエンジン」のフィールである。
そこで試乗を申し込んだところ・・・
な、なんと。チラシに書かれていた「試乗車あります!!」は「展示車あります!!」の誤植だった模様。
とどのつまり、このお店には、オーリスの試乗車は用意されていなかったのだ・・・!
インテリアにも散りばめられた、「専用架装装備」の数々。
車両本体価格372万0110円(税込)の、このクルマ。
果たして、どんな人が買うのだろう?
ガンダム好きで知られる落合博満氏は、コレを購入するのだろうか・・・
そして、再調査の結果。
オーリス120Tの試乗車は、「ネッツトヨタ道都中央店」に存在することが判明。
ブラックマイカのカラーを纏う、そのクルマ。
トランスミッションはCVTで、税込車両本体価格は260万0837円と、VWゴルフの「TSI Trendline」あたりに近いお値段である。
とはいえ、「ガンダム仕様」よりは、100万円以上、安い。
ブラック基調のインテリアは、本革巻のステアリング&シフトノブをフィーチャーし、なかなかスポーティ。
ブルーの自発光メーターも、高級感の演出に一役買っている。
ただし、やけに赤味の強い「木目調パネル」については、ひょっとしたら、無い方がイイかもしれない(^^;
116PSを紡ぎだす直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボエンジンは、それなりの唸り声を挙げつつも、痛痒なく大人3名乗車のこのクルマを走らせる。
CVTも滑り感少なく、違和感のないドライバビリティ。
ステアリングのフィールもシャキッとして曖昧さはなく、イイ意味でトヨタらしくない、好感の持てるクルマである。
カタログ上のJC08モード燃費は19.4km/Lの、このクルマ。
エンジンを回して走ったせいか、約10分間の試乗タイムで、その間の平均燃費は7.2km/Lであった。
まあ、燃費については、所有してみないと本当のところは分からないであろう。
ともあれ。オーリスの「120T」は、期待に違わず、なかなか良いクルマだった。
だが、気になるのは、このクルマの「RS」の存在。
「RS」は6MTを搭載する上に、「120T」よりも120,960円安いのだ。
となると、私としては・・・やはり「RS」を選びたくなってしまうであろう。ご、御免。
蛇足ながら。スペアタイヤは税込10,800円のメーカーオプションである。
それをしっかりとカタログに明記している部分に、私はトヨタの良心を感じる。ありがとう。