チラシに付いていた、「味名人桃太郎の100円引券」。これを活用すべく、昼食は、またしてもラーメンなのだ。
11時19分。自転車でそこに到着。
11時20分。「黒酢ラーメン」と迷いつつも、ブラックペッパーという響きにからっきし弱い私は、「ほっとスパイシーラーメン」(700円―100円=600円)をオーダー。
そして11時23分。なんと早くもそれが目前に!「うどんどん兵衛」の待ち時間よりも早い!先客は誰もいなかったとはいえ、このスピーディーさは嬉しい。
まるでカレーのような色のそのスープだが、ベースは正油味。フライドガーリックが散りばめられているのが重要なポイント。
「レギュラー(通常麺)」と「ドサンコ(道産麺)」の2種から選べる麺だが、歯応え重視派の私は、今回も「レギュラー」をチョイス。その黄色身溢れるカラーと、コシの強さが素晴らしいのだ。
ブラックペッパーの効いたスープは麺によく絡み、唇をホットな刺激で濡らす。
ヤングコーン・ニンジン・ブロッコリー。辛いスープの中にあって、ほのかな甘みで口中を中和する、色彩感も鮮やかな野菜たち。
温泉卵はやや柔らかく、黄身がトロリと崩れてしまった。だが、それがスパイシーなスープとフュージョンして、ウマい。
スープの底からは、厚めにカットされたバラチャーシューが、ザクザク発掘される。
このチャーシューも、味付け・歯応え・量・・・すべてが高水準だ。
そして11時32分。めでたく完食である。沈殿したブラックペッパーの量が、この作品の手強さを物語る。
とはいえ、スッキリとした辛さと正油スープのコクが絶妙で、顔面から汗を噴き出しながらも、飲み干してしまった。
いやあ、ごっつあんでした。コレ、また喰おう。