形之医学・しんそう療方 小石川院長 エッセー

昭和の頃、自然と野遊び、健康と医療のことなど。

日夏耿之介 『道士、月夜の旅』 から

2013-06-28 12:57:06 | Weblog

            
      くに
『 わが家郷の指す方は

  くろき                          おがわ  かちわたり
  黔き寒林をかいくぐり 性急の小渓を徒渉り

                  しゅんざん おくが    あ
  灰白の雲垂るる峻山の奥秘に在る


   いわけ
  稚なきころ わが身はいつも沈黙と

   じゃくばく
  寂莫の水銀液深く潜み入り

                     てんじょう
  たまたま燃え出る格天井の

        ほかげ
  銀の燈影をなつかしみ
    』 


  

日夏耿之介(1890~1971) 英文学者、詩人


からだの形は、生命の器
形之医学・しんそう療方 東京小石川
http://www.shinso-tokyo-koisikawa.com/
  
                    
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