千利休 本覺坊遺文
1989年/日本
映像美に挑んだ熊井啓
shinakamさん
男性
総合
80点
ストーリー
80点
キャスト
90点
演出
85点
ビジュアル
85点
音楽
80点
千利休没後400年を記念して井上靖の原作を熊井啓監督で映画化。ヴェネチュア国際映画祭銀獅子賞受賞作品。
利休(三船敏郎)が没後27年が経ち、ソバに仕えた本覺坊(奥田英二)が織田有楽斎(萬屋錦之助)に請われ秀吉(芦田伸介)に切腹を命じられた理由を解き明かそうとする。
歴史上の謎を解くことにより、戦国時代を生きた茶人と武将の死想感を丁寧に描いている。女優が一切登場せず、合戦は馬の疾走する場面だけという構成や四季の自然を俯瞰で撮る映像美は、熊井監督が尊敬する黒澤明作品では?と思わせる程素晴らしい。
豪華キャストで同一画面に登場するシーンはないが、利休役の三船敏郎と有楽斎役の萬屋錦之助の存在感が画面を圧倒している。今では、あらゆる点でこんなに贅沢な時代劇は作れそうもない。
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